2014年04月18日 Fri

掲載誌

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金沢倶楽部の東さんから掲載誌を送っていただく

2013年02月08日 Fri

思い出した!

昨晩・・・眠れないので和泉と話をしていた。
今朝はコンクリート打ち立ち会いで朝早く家を出ないとダメなのに・・・。
話をしているうちに何年か昔のことを思い出した!

建築の構造学の重鎮に「内田 祥哉(うちだよしちか)」氏というとっても有名な方がいらっしゃる。その方が2005/11にここ・・・このボロ屋に来られたことがあるってことを思い出した。その後、新建築の2006/02号の巻頭文章でそのことが書かれていたのだ。

建築士業務の安心感と構造安全性」と題して書かれた文章を読んでびっくりした。

建築の教科書に出てくる人がうちに来るだけでもすごいのに・・・「事務所は住宅の一室、机の上にパソコン1台を置いての設計活動。もちろん所員はひとり」とうちのことが書かれている。

そういうことがあったことさえすっかり忘れていた。歳をとるといいことも悪いことも忘れちゃうんだ。

・・・ってことを奈良の倉本氏にメールしたら
二瓶さんや三井所氏は内田研究室だよ・・・と。
へぇーっ。建築の世界は意外と狭い。

2012年02月28日 Tue

「羽咋の住宅改修」

「第28回住まいのリフォームコンクール」表彰式

13:30-14:40表彰式
14:40-16:00発表会
16:00-17:00懇親会
東京都千代田区平河町2-4-3
ルポール麹町2階ルビー・サファイヤ

京王プレッソイン池袋→東池袋→(160円)江戸川橋→荷物をコインロッカー(400円)に入れてから東京カテドラルへ→江戸川橋→(160円)麹町→ルポール麹町の手前角二軒目の2階で食事(鰯のフライにあんかけトマトソースを掛けた定食)→早めにホテルに行ってラウンジでコーヒー→二階の会場へ→麹町→(160円)有楽町の駅で林氏・奥村さんとその建て主に会う。挨拶したら東京駅で一杯飲むのだがと誘われるのでご一緒した→(130円)東京駅→丸ビル5階ブラッスリー&ワインのBuzzというお店で乾杯(3000円)→新幹線のホーム下でホットドックとカフェラテを買う。林氏と奥村さんにも差し入れ(2000円)→東京20:12→とき347号→21:21越後湯沢21:30→はくたか26号→00:03金沢

いやー疲れた。東京では歩けないとダメだ。
だいたい駅から抜け出すのにどれだけ歩くわけ?
金沢ではすぐに車に乗っちゃうからなぁ。
ふくらはぎと股の付け根が痛い。

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岡田氏と表彰式会場1階のカフェテリアでお茶。


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後ろの庭の壁仕上げが好き!


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国土交通大臣賞を受賞された金沢の設計者の林建築設計工房の林正人氏・奥村設計室の奥村久美子さん・施工の株式会社田村の田村優樹氏。今年は石川県から3点が受賞。そのうち2点が特別賞ととても優秀だった。いいことである。でも街を歩いてもなかなかそれが反映された様には見えない。何故だ?まぁ、効果はじわーっと現れてくるからか。そういうことにしておこう。


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特別賞を受賞すると作品発表10分+質疑5分の時間をいただける。普通・・・一般的には発表者が複数いる場合、最後が一番有利なのだ。人間の(反復では無い)瞬間的な記憶ってあまり長い時間持たないから。そういうわけで最後の私はちょっと美味しい部分をいただいた。もらったのが水回り特別賞とすごく具体的な名前の賞だったので「浴室」と「流し台」に的を絞って発表した。それがまた・・・参った。何故か途中で鼻水がたらーっと。「え、もしかしてこれ鼻血?」って動揺して途中で声が裏返った。そのせいもあって発表が終わったら質問も待たずに席に戻ってしまって、岡田氏に「質問・・・質問があるから」って言われてまた壇上に戻って・・・と恥のかきっぱなしだった。それでも浴室と流しというこの二つのアイテムはどんな住宅にも存在するものなので懇親会での質問も多かった。・・・というか、懇親会では一杯のお茶も飲めなかったぞ。口の中が乾いてしまった。

2011年03月01日 Tue

「画塾」

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ずっと以前にエムビルが建築知識に掲載されたのだが、同じ内容でこの本に再掲載された。「木造住宅設計大事典」税別5000円だそうだ。


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耐火集成材による木質複合構造の可能性・・・P140〜141

2006年02月20日 Mon

「旧諸江屋改修工事」

金澤に「螢屋」が掲載
表紙は15層塗り重ねられた壁の年輪

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2005年12月14日 Wed

「押水の住宅」

第37回中部建築賞表彰式
09:00-17:15

岡田氏の車で・・・金沢を09:00に出て福井の金津で高速道路ストップ。
下の道も殆ど動かず。いつもなら一時間の福井までに5時間もかかる。14:30になり諦めて戻る。列車も運休とのこと。
石川・富山からは全員欠席だったらしい。

一般部門入賞中国木材株式会社福島加津也+冨永祥子建築設計事務所 (株)竹中工務店名古屋支店
一般部門入賞青少年公園茶室
香流亭
(株)都市計画研究所
(株)堀尾佳弘建築研究所
(株)伊藤工務店
一般部門入賞中部国際空港
旅客ターミナルビル
日建・梓・HOK・アラップ・中部国際空港旅客ターミナルビル設計監理共同企業体
大成・鹿島・大林・東急・戸田・ベクテル・佐藤・矢作 共同企業体
竹中・清水・鴻池・飛島・フジタ・ロッテ・名工・徳倉共同企業体
一般部門入賞岐阜県花のミュージアム(株)東急設計コンサルタント
一級建築士事務所 CODE INC
(株)向井建築事務所
青協・栗山特定建設工事共同企業体
一般部門入賞野々市町役場新庁舎香山壽夫建築研究所鹿島・真柄・治山社・和泉特定建設工事共同企業体
 一般部門入選栄三丁目ビルディング ・ LACHIC (株)日建設計清水・大成・鹿島・大林・三井住友・五洋・大木・矢作・銭高特定建設工事共同企業体
 一般部門入選日本赤十字豊田看護大学 (株)久米設計大林・大啓・須賀・住友電設・三栄共同企業体
 一般部門入選産業技術記念館 10周年記念事業(株)竹中工務店名古屋支店(株)竹中工務店名古屋支店
 一般部門入選こばと幼稚園
絵本館
 仙田 満+環境デザイン研究所東建設工業(株)
 一般部門入選岐阜県世界淡水魚園
水族館アクア・ トトぎふ
 安井建築設計事務所鹿島建設(株)名古屋支店
 一般部門入選福井県立病院病院本棟 久米設計大成・竹中・前川元・西田・松尾・深谷共同企業体
 一般部門入選福井県立南越養護学校 福井県建築設計監理協会木原建設(株)・(株)ウエキグミ建設工事共同企業体
大和建設(株)
上木建設(株)
田中建設(株)・(株)竹内工務店建設工事共同企業体
北信建設(株)
北日本建設(株)
 一般部門特別賞ノリタケの森 大成建設(株)一級建築士事務所大成建設(株)名古屋支店
一般部門特別賞くらしの学校 「だいだらぼっち」 in 南信州 「やすおか村」 環境プランニング(株)ヤマウラ 飯田支店
住宅部門入賞額田の家無有建築工房(株)友八工務店
住宅部門入選GONTAGONA―A。建築設計室アーキスタジオ
片岡幸博
住宅部門入選イワタノイエ渡邊隆
山本富夫
大城みゆき
(株)ユニティ
丸茂木工(株)
住宅部門入選 押水の住宅-Architect Office- Strayt Sheep 岡田建設工業(株)

2005年08月25日 Thu

「住まいと電化9月号」

原稿掲載誌を受け取った

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2005年07月27日 Wed

「画塾」

「日経ホームビルダー」に画塾掲載

2005年07月01日 Fri

「画塾」

日刊木材新聞 06/30」画塾掲載紙を送っていただく

「画塾」

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「日経アーキテクチュア 2005/06/27号」に画塾掲載

2005年04月28日 Thu

2005年04月21日 Thu

金澤

むふっ。倉庫が「金澤」の表紙だ

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2005年04月11日 Mon

建設工業新聞

珠洲の家の倉庫が紹介された

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2005年03月23日 Wed

「画塾」

建設工業新聞に掲載

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2004年12月14日 Tue

「旧諸江屋改修工事」

中部建築賞表彰式11:00-20:00

進行役の女性が森氏の名前を何度も勘違いして読み上げるのを聞いてイライラした。
森氏は二年連続で二つ受賞。
貴志氏と最近よくお会いする機会があるなぁ。
一度ゆっくりお話をしたいのだが。
帰りは福井までの高嶋氏と話していたらあっというまだった。

応募条件  
・中部圏 愛知・三重・静岡・岐阜・福井・石川・富山・長野・滋賀 内の作品
・2000/03/31までに竣工した作品で点数の制限はない 
・一般部門  応募料38,000円
 公共・文教・生産・商業・厚生・集合住宅・団地計画・都市開発・都市公園
 などを含む建築物等で規模の大小を問わない
・住宅部門  応募料 12,000円 住宅の規模は問わない(主要用途が住宅であること)

日程
募集締め切り 2004/08/31
現地審査のお知らせ 2004/09/22
現地審査 2004/09/29  
 鈴木賢一氏 名古屋市立大学芸術工学部  
 高嶋猛氏 福井大学工学部建築建設工学科
最終審査 2004/10/19
受賞連絡 2004/10/22  
 入選か入賞かは後日連絡とのこと
掲載写真送付締め切り 2004/11/08  
 展示用として四つ切 1枚  
 記者発表用としてキャビネ版15枚  
 保存用として キャビネ版3枚
表彰式のお知らせ 2004/11/16  特別賞とのこと
表彰式出席者通知・費用振込締め切り 2004/11/30
表彰式  2004/12/14/15:00-15:45 名鉄ニューグランドホテル7F銀扇の間  
 祝賀パーティ 表彰式修了後 金扇の間  
 祝賀パーティ出席者費用 5,000円 先に振り込み  

審査員  
藤木忠善 建築家・東京芸術大学名誉教授
鈴木賢一 建築家・日本建築学会東海支部
田中楯夫 建築家
中森勉 金沢工業大学工学部建築学科助教授
堀越哲美 名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻教授
高嶋猛 福井大学工学部建築建設工学科講師
谷口元 名古屋大学大学院工学研究科教授
本田伸太郎 建築家・日本建築家協会東海支部

一般部門入賞名古屋大学野依記念物質科学研究館・学術交流館


飯田善彦建築工房
一般部門入賞高山市立南小学校日建設計
一般部門入賞ローランド浜松研究所増築工事

大成建設 一級建築士事務所
一般部門入賞安曇野高橋節郎記念美術館プランツアソシエイツ 宮崎浩
一般部門入選武豊町民会館ゆめたろうプラザ都市造形研究所
飯島建築事務所
 一般部門入選愛知淑徳大学星が丘キャンパス1号館日本設計名古屋支社
 一般部門入選おまかせくんショップ鶴丘八幡サービスステーション岩本弘光建築研究所
 一般部門入選TOYOTA INSTITUTE GLOBAL LEARNING CENTER日建設計
 一般部門入選B//M (米原町立米原幼稚園)遠藤秀平建築研究所
 一般部門入選石川県こまつ芸術劇場 うらら環境・建築研究所 川崎清
 一般部門入選新湊市立堀岡小学校森俊偉+ARCO建築・計画事務所
 一般部門特別賞星が丘テラステック・アールアンドデイス
竹中工務店名古屋支店
 一般部門特別賞螢屋-architect office- Strayt Sheep 長村寛行
住宅部門入賞公園前のガレージハウス村瀬充アトリエ
住宅部門入賞デッキハウス森俊偉+ARCO建築・計画事務所
住宅部門入選Ka-residence (Ka邸)建築設計室アーキスタジオ
片岡幸博
住宅部門入選ITO HOUSE 志雅樹環境企画室

2004年12月05日 Sun

「押水の住宅」

07:40-17:20
渡辺篤史の建もの探訪」金沢特集の三軒のうちのひとつ

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2004年07月24日 Sat

「旧諸江屋改修工事」 「押水の住宅」

平成15年度 第25回石川県建築賞表彰式

主催 社団法人石川県建築士会
募集締め切り 2004/02/27
現地審査の連絡 2004/03/29
現地審査
 螢屋 2004/04/09/15:00-16:40  
 押水の住宅 2004/04/10/ 12:30-17:30
二次審査の連絡 2004/04/27
二次審査立会 
 螢屋 2004/05/16/08:20-10:20 
 押水の住宅 2004/05/16/11:40-16:00
表彰式・懇親会 都ホテル 2004/07/24/15:40-00:20

審査員  
委員長 金沢工業大学教授 竺覚暁
石川工業高等専門学校助教授 熊澤英二
石川工業高等専門学校教授 河内浩志
金沢工業大学助教授 中森勉
金沢大学教授 山岸雅子

応募料 
住宅建築部門 15,000円 
一般建築部門 30,000円

2004年07月17日 Sat

「旧諸江屋改修工事」

12:30-22:20

2003年度日本建築学会北陸支部 北陸建築文化賞
募集締め切り 2004/01/31 
受賞連絡 2004/04/07  
 
作品展示 
2004/07/17(土)09:20-18:00 
富山県民会館 
富山県富山市新総曲輪 4-18

作品発表会 
2004/07/17(土) 

松籟閣の移築復原と公開平澤修 朝日酒造(株)
清水建設(株)北陸支店
小熊晃 (株)長建設計事務所
平山育男 長岡造形大学
 業績

新潟
螢屋Strayt Sheep / 長村寛行 作品石川
室生犀星記念館(株)森俊偉+ARCO建築・計画事務所 作品石川
鈴木設備事務所社屋松島健 松島健建築設計事務所 作品石川

2003年10月20日 Mon

「押水の住宅」

「金澤」2003年11-12月号に掲載

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2003年06月29日 Sun

「旧諸江屋改修工事」

北陸中日新聞 2003/06/29 金沢版 20面 (185mm×270mm)
思ったより大きく掲載されていて驚く。

ザ・スタイル 95回

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建築士 長村寛行さん

古都・金沢の趣を残すひがし茶屋街。藩政期のいろまちのたたずまいを伝えるまちの入口に、昨年、新しい名所が誕生した。江戸時代の茶屋「諸江屋」が空き家になっていたのを改修した料亭「螢(ほたる)屋」だ。

観光客が、決まってガイドの話を聞く広見に沿って建つ、少々変わった赤茶色の外壁の料亭を、観光客も話しもそぞろについのぞき込む。ボロボロだった古い家に新しい生命を吹き込んだのは、建築士・長村寛行(四五)。

「仕事の話がきたときは、うれしいというより怖いというのが正直な感想でしたねえ」
百八十年前から建ち、まちの入り口に建つシンボル的な建物。しかも、和の仕事は長村にとって初めてだった。しかし、一度聞いてしまった面白そうな話のイメージは、頭の中でどんどん膨らむ。壁はなくしてしまって、階もあいまいにしてしまおう・・・。

「魅力に勝てず」引き受けた仕事だったが、当初考えた設計は、建物に残る多くの傷をみるうちに、大幅に変わっていく。「ここでしかできないことでないと意味がない。柱や梁(はり)の傷は、ただの傷じゃなくて、歴史の大切な参考書だと思うようになった」。土壁を少し破ってみると、十四層にも塗り重ねられた壁の断面が、十二単のように艶やかな姿を現す。「家の年輪だと思った。茶屋としての風致を残し、今の時代を盛り込んで後世に受け継いでもらうのが、ここでの仕事だ」。腹は決まった。

建築の仕事は、形が残る仕事と思いがちだが、「残ってもせいぜい五十年。そう考えると結構むなしくなるんですよ」と言う。「でも、ここは伝統的建造物群保存地区だし、たぶん、ゼロにはならないでしょ。何か残ると思う。そういう意味では、この仕事ができてラッキーだった」
今は素材として木に注目している。一般住宅には使われているものの、コンクリートや鉄に比べると建築の世界ではマイナーな素材だ。そんな素材に取り組む理由を話す目が輝いた。「まだ、やりつくされていない素材だから。やりがいがあって面白いテーマだと思う」。探求心は尽きない。(敬称略)

記者から
「デザインはね、機能美。表面の形や模様が変わっていたりしても、それは流行とかで、デザインとは違うと思うんですよね」。持論を明確に話し、これまで手掛けた建物について、建築の知識がない素人記者にも丁寧に説明してくれる。そんな姿勢の根元の一端を「建物は大きいから、恥ずかしいものをつくっても隠しておけないから」という言葉に見た気がする。家を建てるなら、こんな逃げがない人に設計して欲しいなあと思う。あ、でも、貯金ないなあ。そこも相談できませんかねえ、長村さん・・・。 (丸山崇志)

2000年12月06日 Wed

「珠洲の住宅」

第32回中部建築賞2000表彰式

珠洲の住宅 講評 (松下 聡 氏)  
この住宅は500坪の広大な敷地を持ち、設計者にとっては、ほとんど制約のない状態でどのような設計をするかが最大の課題であったと思われる。言い方を変えれば、本当に快適に生活できる空間とは、あるいは良い住宅とはどのようなものであるか、根元的な部分で設計者の資質が問われる課題ではないかと考えられる。 

通常の都市型の住宅では、狭い敷地をいかに効率よく使うかを工夫してできるだけ無駄を無くす設計を心掛けるであろうが、設計者はこの住宅をその反対に位置付けている。「無駄を空間に盛り込む」発想で、各部の寸法も余裕を持っておおらかに決められ、玄関ホール、ダイニング、リビング、寝室などの空間のボリュームを充分にとっている。 

住宅全体の空間は明確に3つのゾーンに分けられている。玄関の右がお祭り用のパブリックスペースとなっている。パブリックスペースは広い玄関と10畳と8畳(※実際は10畳です)の和室の続き間及び仏間により構成されていて、お祭りの時期に訪れる多数の訪問客のための接客空間である。年に1回のお祭りが最大の楽しみである能登地方の生活にとって必須の空間である。敷地周辺では、塀を立てずに、土手を盛り上げることにより外部との視線を遮断している。 

広い敷地に恵まれた条件で規模の大きい住宅であるが、華美に走らず、むしろ質素ともいえるシンプルな外観にまとめ、ほとんど制約が無いという条件に対して設計者から出された提案として充分に評価できる。

応募条件  
・中部圏 愛知・三重・静岡・岐阜・福井・石川・富山・長野・滋賀 内の作品
・2000/03/31までに竣工した作品で点数の制限はない 
・一般部門  応募料38,000円
 公共・文教・生産・商業・厚生・集合住宅・団地計画・都市開発・都市公園
 などを含む建築物等で規模の大小を問わない
・住宅部門  応募料 8,000円 住宅の規模は問わない(主要用途が住宅であること)

・日程
募集締め切り 2000/08/31
現地審査のお知らせ 2000/10/02
現地審査 2000/10/10
最終審査 2000/10/16
受賞連絡 2000/10/19
掲載写真送付締め切り 2000/11/02
表彰式のお知らせ 2000/11/11
表彰式出席者通知・費用振込締め切り 2000/11/22
表彰式  2000/12/06(水)16:00-16:45 名鉄ニューグランドホテル7F銀扇の間  
 祝賀パーティ 表彰式修了後 金扇の間  
 祝賀パーティ出席者費用 5,000円 先に振り込み  
 住宅部門は建築銘板無し

・審査員
香山壽夫 建築家
鈴木賢一 日本建築学会東海支部
田中楯夫 建築家
田中光 金沢工業大学建築科教授
田邊尚美 建築家
松下聡 福井大学工学部環境設計工学科教授
松本直司 名古屋工業大学社会開発工学科教授
森口雅文 日本建築家協会東海支部長

一般部門入賞
JRセントラルタワーズ
(総合監修)坂倉建築研究所 阪田誠造
(デザインコンサルタント・アーキテクト)Kohn Pedersen Fox Associates A.Eugene kohn
(設計)JRセントラルタワーズ共同設計室:大成建設・坂倉建築研究所・東海旅客鉄道
JRセントラルタワーズ共同企業体(大成建設・鹿島建設・大林組・清水建設・熊谷組・竹中工務店・鉄建建設・名工建設・ジェイアール東海建設・新生テクノス・東海交通機械)
岐阜市立女子短期大学
移転改築工事
岐阜市建築部建築課
大建・ユー・ア特定設計監理業務共同企業体

(A工区)淺沼・市川・矢島特定建設工事共同企業体
(B工区・C工区)土屋・大洞特定建設工事共同企業体
(空調設備工事)菱和・産建特定建設工事共同企業体
麗澤瑞浪中学・高等学校
第2体育館
集工舎建築都市デザイン研究所清水建設
三ヶ日町立図書館アール・アイ・エー名古屋支社三協・井口特定建設工事共同企業体
富山国際会議場槇総合計画事務所佐藤工業・林建設工業・日本海建興・近藤建設共同企業体
開運堂本店竹中工務店東京本店竹中工務店東京本店

一般部門入選
師勝町総合福祉センター
「もえの丘」
高松伸+高松伸建築設計事務所戸田建設
東邦ガス知多緑浜工場
管理センター
若山滋+青島設計大林組名古屋支店
高嶺下住宅(6軒長屋)大久手計画工房+風建築工房協友建築
知立市文化会館
「パティオ池鯉鮒」
日本設計名古屋支社鴻池・角文・中一特定建設工事共同企業体
岐阜県先端科学技術体験センター
サイエンスワールド
仙田満+環境デザイン研究所大日本・野平特定建設工事共同企業体
愛東町総合福祉センター(じゅぴあ)徳岡昌克建築設計事務所平和奥田
兼六園長谷池周辺時雨亭・舟之御亭財団法人京都伝統建築技術協会伝統建築研究所北国建設
鹿島町立あおば保育園織田設計株木・杉本定共同企業体
大沢野町健康福祉センターワークステーション前田建設工業北陸支店
魚津テクノスポーツドーム
「ありそドーム」
久米設計竹中工務店・関口組・千田建設・浅野工業建築主体工事共同企業体

住宅部門入賞
雑木林にひそみ棲息する家今井裕夫+es設計所信和建設
中村中町の家設計工房 蒼生舎/尾崎公俊興栄技建
火水庵
C&C設計/古川栄男
(外構設計)ヒューマンホスピタリティ/古市俊郎
興和ホーム
伊勢の週末住宅
ワーク・キューブ/桑原雅明・吉元学・平野恵津泰
(設備・構造設計)ミューパートナーズ/植田亮
市川工務店
M邸
内川設計室/内川俊男
ヤマト
県産材の家・M邸宮田建築設計室/宮田勝美前川工業
珠洲の住宅-architect office- Strayt Sheep/長村寛行谷口建設

2000年07月28日 Fri

「珠洲の住宅」

1999年度日本建築学会北陸支部 北陸建築文化賞表彰式
募集締め切り 2000/01/31 
受賞連絡 2000/03/31 
表彰式の連絡 2000/06/20

作品展示 
2000/07/28(金)11:00-17:00・07/29(土)09:30-13:00 
長岡造形大学ギャラリー 長岡市宮関町197

作品発表会 
2000/07/28(金)16:00-17:00 
長岡造形大学円形講義室

担当者・発表者の集合 
2000/07/28 15:00 
長岡造形大学 日本建築学会北陸支部大会控室(本部棟2階講師控室)

2000年度北陸建築文化賞表彰式・懇親会 
2000/07/28 17:30-19:00 
グランドホテル二階 
  開会挨拶 
  北陸建築文化賞審査経過報告、受賞作品・業績紹介 
  北陸建築文化賞表彰 
  受賞者挨拶 
  主催支所挨拶及び乾杯 
  懇親 
  次期開催支所長挨拶 
  閉会挨拶

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長岡造形大学円形講義室にて作品発表風景


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授賞式の様子


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グランドホテル二階 にて 
左上から和泉・私・白鳥健二氏・白鳥悦子さん 
左下から高嶋猛氏・吉澤政己氏・ごめんさない


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アトリエCOSMOS の白鳥健二氏の受賞スピーチ
(撮影全て/建築学会富山支部小林英彦氏)


作品八海山 泉計画アトリエCOSMOS 白鳥健二
作品いまどきの田舎屋Strayt Sheep 長村寛行
業績旧森田銀行本店の保存復元
坂本憲男・高嶋猛
(有)赤土善蔵アトリエ・村中建設(株)
業績
信州における伝統的建造物の保存技術に
関する調査と記録
伝統的建造物保存技術研究会

2000年07月01日 Sat

「珠洲の住宅」

平成11年度 第21回石川県建築賞授賞式

主催 社団法人石川県建築士会
募集締め切り 2000/03/31
現地審査の連絡 2000/04/18
現地審査 2000/04/28/13:30-14:20
入賞の連絡 2000/06/02
出欠の問い合わせ 2000/06/07
表彰式 2000/07/01/17:30-18:30  
金沢ニューグランドホテルパレス5階銀扇
懇親会 2000/07/01/18:30-20:00

審査員 
金沢工業大学田中光
金沢工業大学竺覚暁
石川工業高等専門学校教授河内浩志
石川県土木部次長大島武
(社)石川県建築士事務所協会会長新村利夫
(社)石川県建設業協会常務理事北村喜一
(社)石川県建築士会会長早川典二郎
(社)石川県建築士会専務理事高田孝之

第一次現地審査04/24-04/28
予備審査 05/09
第一次審査会 05/10
第二次審査会 05/23
最終審査会 05/23
応募料 第1・3・4類20,000円、第2類10,000円 

第一類 一般建築(工作物を含む)種類・規模の大小を問わない
第二類 住宅建築(戸建住宅及び併用住宅を含む)
第三類 公共建築
第四類 計画面、技術面で貢献があったと認められるもの(団地計画、都市再開発事業等を含む)

審査対象  
石川県内において平成10年1月1日から平成12年2月29日までに竣工した建築物で、特にその設計計画面、工事監理、施工管理、安全管理などの技術面で優良であるとみとめられるもの。 

石川県知事賞
二類
珠洲の住宅
-architect office- Strayt Sheep
長村寛行
(株)谷口建設
谷口永一郎
石川県建築士
事務所協会長賞
二類
泉野の家
谷重義行+建築像景研究室
家山真
中村工建
中村善信
石川県建設業
協会長賞
三類
セミナーハウス
『あいりす』
(株)五井建築設計研究所
新村利夫
大成建設(株)北信越支店
小倉勝彦
石川県建築士
会長賞
三類
いしかわ動物園
サンキコンサルタント(株)
薬袋正明
中野・道場特定建設工事
共同企業体
中野久俊
入賞
三類
キッズランド
いなみえん
(株)五井建築設計研究所
新村利夫
(株)熊谷組北陸支店
加藤憲和
入選
一類
金沢マンテンホテル
(株)竹中工務店名古屋一級建築士事務所
加藤宏生
(株)竹中工務店名古屋支店
中村隆男
三類
松任市山島台
児童センター
(株)ヒゲウコン建築事務所
髭右近外嘉
白山建設(株)
田中充人
三類
金沢社会保険病院
(株)共同建築設計事務所
田辺峰夫
大成・清水・熊谷共同企業体
小倉勝彦
三類
町立富来病院
内藤・山岸設計監理共同企業体
小島重喜
真柄・石田特定企業体
真柄宏司
三類
辰口町役場新庁舎
浦・高長共同企業体
浦亨
西松・豊蔵共同企業体
伊東英夫
三類
医王山県立自然公園
ビジターセンター
(株)平口泰夫建築研究室
平口泰夫
ムラジ建設(株)
連友也
三類
石川県立看護大学
(株)安井建築設計事務所名古屋事務所所長
 小宮三辰
(株)廣瀬与志雄建築設計事務所
 廣瀬与志雄
(株)アール
 佐々木良雄
真柄・表特定建設工事
共同企業体
真柄宏司

1999年10月22日 Fri

「谷口建設社屋」

建築士会連合会賞表彰式 1999/10/22(金)13:30 -
会場 ビッグハット 長野市大字若里923-1 tel 026-223-2223

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左から順に柳川陽文氏・小林郁雄氏・菊竹清訓氏(士会連合会会長)・宮本忠長氏(長野県建築士会会長)・近藤道男氏・私


募集締め切り 1999/05/31
現地審査連絡 1999/07/01
現地審査 1999/08/02
入賞連絡 1999/09/01
入賞発表 1999/10/01
審査委員長 山下和正 
審査委員   秋元和雄・後藤眞理子・材野博司・佐久間博・佐野幸夫・平倉直子


応募作品56点・表彰式への旅費支給あり・賞金あり(30万円・税引後27万円)・建築主、施工者への記念品(置き時計)あり(後日宅配便にて)
第15回のための募集ポスターを作成中とのことで、階段の写真を使いたいのでポジを送って欲しいという連絡有り 1999/12/15


審査総評

作品賞審査委員長山下和正
第14回日本建築士会連合会賞に対し、16建築士会から56作品の応募があった。従来は30点前後の応募数であったものが、昨年は50作品と一挙に増加したが、今回はさらに増加したことになる。
第一次審査では審査員全員が参加し、資料を熟覧して投票を行い、5及び4票を獲得した全作品7点及び3票を獲得した6作品の中から3点を選び、合計10作品を現地審査の対象とした。
現地審査は7名の審査員が2〜4名に分かれて、7月中旬から8月下旬までの間に行った。現地審査では建物を実見するばかりでなく、設計者や施工者・建て主などから直接さまざまな説明を受けることができ、提出資料だけでは読み取れないさまざまな情報を得ることができた。
最終審査には委員全員が出席し、(1名病欠につき、書面にて審査意見を提出)、まず作品ごとに現地審査を行った報告を行い、質疑応答が繰り返され、全員が意見を述べ合う形でほぼ共通の情報が得られるようにと時間をかけた。その後1作品ずつ入賞の可否について採決を取り、まず4作品がほぼ全員賛成で優秀賞に決定された。次に残った6作品の中から優秀賞を拾うかどうか、また奨励賞を選ぶかどうかが検討され、結果的にこの中から2点の奨励賞が決定された。
優秀賞の「棚倉町立社川小学校」(近藤道男)は設計者の学校建築に対する永年の蓄積を集大成した労作であり、さまざまな要素に対するきめの細かさが評価された。「群馬県立しろがね学園・渡良瀬養護学校しろがね分校」(船越徹)は厚生省と文部省の2省が所管する大規模な福祉と教育の複合施設で、複雑な機能を有する全体をひとつの形に無難にまとめあげている。「谷口建設社屋」(長村寛行)は地方の小建設会社の社屋であるが、木造の良さを生かした新しい感覚の佳作で、作者の創意工夫が随所にみられる。「淡路サービスエリア上り線休憩施設」(柳川陽文)は、高速道路のアイキャッチとしては控えめであるが、明るい室内空間は、採光にさまざまな工夫がなされ、活気があって魅力的な雰囲気をつくり出している。
奨励賞の「平成ドミノ・堺」(横河健)は大胆な住戸配置プランを持つ開放性の高い高層住宅で、その実験性が評価されたが、住戸のプランや住戸から庭園への連続性に多少の問題点が指摘された。「大興蓼科山荘」(北森俊妃護)は森林の景観に素材の上でも形態の上でもマッチした好感の持てるたたずまいを見せているが、外部空間の利用の仕方にもう少し工夫があってもよいのではとの指摘があった。
第一次審査には上記の他「コスモスライフ赤坂ビル」(田中幸男)、「北鎌倉明月院草庵・月笑軒」(山本良介)、「ハービスOSAKA」(苫名正)、「佐川美術館」(内海慎介)などが選ばれ、いずれも力作であったが、惜しくも賞を逸した。
今回の受賞作は、今までで最も激戦であったということもあってか、いずれもレベルが高く優れた仕事であった。立地がすべて地方(非大都市圏)であったという点では珍しい現象であったが、設計者の活動拠点は、金沢の長村氏以外はやはり東京と大阪であった。昨今の現象をよく反映した結果というべきだろうか。地方在住の設計者がもう少し活躍してほしいところである。
最後にこの場を借りて、応募いただいたすべての方々と現地審査にご協力いただいた関係者各位に厚くお礼を申し上げる。


棚倉町立社川小学校 近藤道男 (評/後藤 眞理子)

福島県南部の棚倉町に建つこの小学校は、町にとっての<歴史の継承と文化育成の拠点>として構想され、建設にあたっては地元の熱い思いと大きな期待が寄せられた。計画の段階では住民や教職員の他に保護者・児童も加わり、全部で30回に及ぶディスカッションが行われたという。敷地はそれまでの校地に加え、泉や雑木林などの残る土地が確保され、糸トンボの群生する池や林にも隣接する。建物はそれまでの土地の形状を壊すことなく緩やかな斜面に沿って配置され、子どもたちは中庭や屋外の自然環境の中で思う存分遊ぶことができる。全学年6学級という小さな学校だが、校舎の設計にはいろいろな試みがみられる。教室棟、管理・特別教室棟、ランチルームなどを音楽堂のある中庭を囲んでスロープでつなげ、外周壁はRCだが、空間に開放感をもたせるためと、木材の産地であることを考慮して屋根は木造である。小屋は大断面集成材を使い、棟ごとに異なる架構方式がとられた。建物全体が変化に富む楽しい空間となっている。設計プロセスを含め、これからの学校づくりへの提案と試みがバランスよく実現できた作品である。


群馬県立しろがね学園・群馬県立渡良瀬養護学校しろがね分校 船越徹(評/佐久間博)

私の知っている知的障害者教育の現場にいる女性は、知的障害者にとっての良い住まいについて、次のように言います。五感に心地よい刺激を与える材質の、感覚能力が十分に発揮できるような建物。落ち着いた時間の流れる、深い静けさがあること。自然に恵まれ、植物やいきもの(いぬ、ねこ、うま、とりなど)にふれあえること。プライベートとパブリックなスペースの区切りがあること。具体的なイメージとしては、木造。採光が良く明るい場所と影の部分もある田舎の田園の中にあります。打放しのコンクリート、ガラスの大きな開口、シャープな鉄のフレーム、そう、私達の都会の最新の建物(現代建築が追い求めてきた姿 ?)と同じです。それは、おそらく設計者の無意識の深い思いやり、「彼らがいずれ社会復帰する現実に1日も早く慣れさせてあげたい。だからこそ、ここの空間は、現代の建築の流れにそった質の高いものに。」の現れでしょう。


谷口建設社屋 長村寛行 (評/秋元 和雄)

審査の日、単線の「のと鉄道」は富山湾を右手に、のどかに目的地に向かっていた。車窓からは施釉された黒い瓦が印象的な集落が次々と展開される。在来工法でほとんど新建材が使われていない姿は、今となっては、大変貴重な眺めと言えよう。谷口建設社屋は製材所を併設する建設会社らしく、木の香が漂うオフィスビルだ。建物は、Show Roomとしての役割をもたせた設計との説明通り、コンクリート、鉄骨、木を適材適所に配された混構造で、巧みにコントロールされたインテリアデザインと木造家具であたたかい雰囲気にまとめられている。フロアーヒーティングの為フリーアクセスフロアーの替わりに腰部分に設けられたOA機器用配線スペース、書類入れの上に乗せられた集成材のパネルによる広いパソコンスペース、既製品を利用した移動棚、会議室の壁に組み込まれた空調ユニット等々、細部に至るまで精緻にデザインされている。在来工法でほとんど新建材が使われていないが、表現はモダーンで意欲的だ。Uターンしてこの地で活躍する若い建築家と建設会社である施主と施工者の思いが一致した、小品ながら質の高い建物は、日本建築士会連合会賞に値する。


淡路サービスエリア上り線休憩施設 柳川陽文 (評/佐野 幸夫)

サービスエリアは明石海峡大橋のたもと、大阪湾を前景に阪神を一望する丘の中腹にある。道路管理協会は、絶好の立地と多様化する利用に応えて、往復ドライブが可能な上下線回遊方式、立地に相応しい外構デザイン、コンペによる設計者選定など、意欲的に取り組み、見事な成果を上げている。上下線の二つの施設は、同じ設計条件の下に別の設計者によって設計されている。軽快な金属外装、眺望を重視した大きな開口、外構と建築の相関など手法を共にする一方で、建築各部にはそれぞれの工夫を凝らしている。上り線施設では歩道並木で樹影を作り、これがアメニティー演出の格好の場になっている。強い照り返しに備えて、駐車場側のガラス開口には中間輝度面を作る幅広の鋼板方立を設け、高窓による天井採光や、トップライトによる内部採光を加えて、輝度差の出やすい大空間を明るく柔らかく仕上げている。運営時間や運営形態の異なる施設内部の計画は、ゾーニング、デザイン共に快適なものである。外壁ガラスブロックのトイレは明るく、多様な利用者に配慮した平面計画、清潔を保つ材料の選択やディテールの工夫、採光と換気の工夫など、周到な計画は見事なものである。


平成ドミノ・堺 横河健 (評/平倉 直子)

幹線道路(市電も走る幅50m)沿いに建つ社員寮の第一印象は、柱状のブロックを四隅に建ち上げ、オープンスペース(空中庭園)を間にはさみながら継いでいることによって、軽快感があり、定型化した集合住宅からは想像できない何かを期待させるものがあった。一見するとこの空中庭園がぜいたくにも、また奇抜にも見えがちであるが、延べ床面積を消化しながらレンタブル比80%を満たし(除外面積を含めても70%)、中高層集合住宅に求められる避難上の安全対策と採光や通風、眺望といった戸建て感覚に近い居住性、緑化地域としてのうるおいを居住者と近隣が共有し得ること、等々を限られた予算の中で相乗的に解決し、効果を上げている点で、この役割は大きく、並々ならぬ作者の意図を感じる。更にこの集合住宅は、同一平面によるメゾネット形式の住戸を4戸螺旋状に回転させながら立体的に積み上げていくというシステムを持ち、この空間構成のアイデアをSRCラーメン構造による4体のタワーと、それらをRCの無梁版でつなぐ構造によって、上下移動などの吹き抜けや、プランニングの自由を確保し、なおかつ、低層から高層までに対応するという、完成度の高い計画である。集合住宅の可能性を広げる試みとして、評価に値するものである。


大興蓼科山荘 北森俊妃護 (評/材野 博司)

洋風の研修施設や保養所が並ぶ別荘地で、樹々の間に現れる「大興蓼科山荘」の木造のたたずまいは、別荘という非日常的空間でありながら、永く木造に親しんできた遺伝子の日常的潜在記憶を、出会いから懐かしさとともに新鮮によみがえらせてくれる。ほとんど造成せず、斜面敷地の高い側にあるアプローチ空間は木造、反対側の低い半地階空間は鉄筋コンクリートで支えつつ、水平に並べた姿は、真っすぐに垂直に立つカラ松林群との対比の美をつくり出している。また、各室を地形に沿って雁行状に配することによって、個人別荘の集合のしつらえを思わせるヒューマンスケール感と軽やかさがにじみ出る。これらは環境を大切にする自然との共有デザインを目指すものであるとともに、保養所空間が本来持つべきである、やすらぎの極を提供してくれる。それでいて、エントランスホールからダイニングtねラウンジへと続く空間は、斜面に合わせて下降させ、その途中で天井の立体トラスの構造体をダイナミックに見せつつ、その先のラウンジで南面の窓一杯にカラ松林の風景を巧みにとりこむというシークエンス(動くに連れて変化する空間の連続性)の動的面白味も印象づけてくれる作品である。

 作品賞
 賞設計者 所属建築士会 事務所名
建物名称
所在地
施工者
建築主
優秀賞近藤道男 東京建築士会 近藤道男建築設計室
棚倉町立社川小学校
福島県東白川郡棚倉町
戸田建設株式会社東北支店
棚倉町
優秀賞船越徹 東京建築士会 株式会社アルコム
群馬県立しろがね学園・群馬県立渡良瀬養護学校しろがね分校
群馬県前橋市
佐田建設株式会社
群馬県・群馬県教育委員会
優秀賞
長村寛行 石川県建築士会 Architect Office Strayt Sheep

谷口建設社屋
石川県珠洲市
株式会社谷口建設
株式会社谷口建設

 優秀賞柳川陽文 大阪府建築士会 株式会社小河建築設計事務所
淡路サービスエリア上り線休憩施設
兵庫県津名郡淡路町
戸田・淡路土建淡路SA上り線休憩施設等新築工事特定建設工事共同企業体
本州四国連絡橋公団第一管理局・財団法人本州四国連絡道路管理協会
 奨励賞横河健 東京建築士会 株式会社横河設計工房
平成ドミノ・堺
大阪府堺市
株式会社森本組大阪本店
大同生命保険相互会社
 奨励賞北森俊妃護 東京建築士会 KAJIMA DESIGN
大興蓼科山荘
長野県茅野市
鹿島建設株式会社関東支店
大興物産株式会社

業績賞
優秀賞阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク代表世話人
小林郁雄 兵庫県建築士会 株式会社コー・プラン
著作及び実践活動 「『復興市民まちづくり』の刊行及び支援活動」
発行所 株式会社学芸出版社
奨励賞伊藤邦明 宮城県建築士会 東北大学
著作 「旧仙台藩要害-金ヶ崎-」
著作 「伝統的建造物群保存対策調査報告書」
発行所 金ヶ崎町教育委員会
奨励賞後藤道雄 沖縄県建築士会 有限会社清武建設
実践活動及び技術の開発 「環境保全に資する一連の建築技術的
社会実践活動及びそれに伴う研究開発」

1999年07月30日 Fri

「谷口建設社屋」

1998年度日本建築学会北陸支部 北陸建築文化賞
募集締め切り 1999/01/29
受賞連絡 1999/04/01
表彰式・作品発表 1999/07/30 北陸支部大会(富山県民会館)
作品発表会 県民会館701号室 16:58〜17:30 
表彰式及び懇親会 県民会館8階レストラン 17:30〜20:00 
二次会 マンテンホテル11階レストラン 
三次会 1階のカフェ

受賞のスピーチ 殆どアドリブだったのでだいだいの内容です

二十何年か前、私が大学生の時に、先程乾杯の音頭をとられた横尾先生の講義を受けたことがあります。意匠設計が専攻で構造が苦手だった私は、多分出来の悪い学生でした。しかし、その先生と同じ花を胸に付けて今日この場所で表彰されることは光栄な事だと思っています。

今回嬉しかったことが二つあります。一つは。この賞はゼネコンの社屋に対して頂いたものですが、普通建設会社は自社で設計するはずなのですが、それを一人でやっている小さい設計事務所に依頼して貰えたこと。もう一つは、その建物が評価されてこの場所にいるということは谷口建設の期待に応えることができたのではないかということです。

今回の受賞作を観ますと、大規模な公共建築・一般建築・住宅の修景と多岐に渡っていました。それをある尺度で「良い建築」として評価し審査することは難しいことだろうと思いますが、工事金額の高い大きい施設だけが受賞するのではないことが分かってとても嬉しく思いました。今後も、質の高い建築をめざして一つ一つの仕事を大切にして設計活動に励みたいと思っています。
先日、建築関係以外の友人と話していて、たまたま建築賞の話題になったのですが、「建築賞を貰うメリットは何?」という質問に「名誉かなぁ」と応えると、「それじゃぁ喰えねぇじゃん!」と言われ大笑いしたのですが、実はもう一つ私にとっては大切なことがありました。建築賞に応募することによって、第三者の評価を受け批評されることで自分がどの辺の位置にいるかを知ることです。賞に応募するにはかなりのエネルギーを使いますが、これからもそのエネルギーを持ち続けて行きたいものだと思っています。


スライドを使っての発表内容

この谷口建設は、職員30人程度の規模で、製材所と大工を自社で抱えています。最近はそうした建設会社が少なくなっているので、そのことを活かした事務所を造ろうと木造で社屋を設計することにしました。今回の設計でやりたかったことは大きく分けて二つありました。一つは事務空間を家具を含めてデザインすること、もう一つは木造でどこまでのことができるかということです。

これまで建築関係の雑誌を観ていても、事務所建築というとファサードデザインには力を注いであるのですが、事務機器の配置については家具メーカーやクライアントにおまかせという印象を受けていました。そこで、大企業ならそれに応じた、また小規模の企業ならそれに見合った、事務空間がデザインされるべきではないかと思っていたことを実験的にやってみました。普通の事務所にありがちな、事務机を田の字型に配置することを止めて壁際に持っていき,高さ1200の本棚でオープンなスペースを区切ることで、打合せ空間を創り出すことができました。家具で囲われることによって、事務空間の中央にありながら静かな雰囲気を持った部屋のようにすることができました。打合せテーブルには「カシノキ」を使っています。

事務所内は温水式床暖房でシンダーコンクリートに蓄熱しています。この方式ではシンダーのクラックを避けることが難しく、床材まで影響を及ぼすことがあるのですが、今回はウッドタイルという900×75厚さ3mmのものを乱貼りすることで貼替などの改修を容易にしています。また蓄熱しているとフリーアクセスフロアとの両立は難しいのですが、この設計では要求される機能を腰壁に設ける事で解決しています。

壁際の事務机はパソコンを前に置いても別の作業がしやすいように奥行きをとり、前面の壁にはライティングレールを埋め込んで、どこからでもコンセントがとれるようにしてあります。各々の照明器具のスイッチや電話のモジュラージャック・LANの口も用意されています。また乱雑になりやすい小物を置くために、窓台下にレールを埋め込み、キッチン用品を転用した、ラックも設けられています。600幅のユニットを並べた上に積層材の板をただ載せるだけで事務机を造り、建設会社特有の、会社と現場を往ききし人数が変動する事務に対応するために、一人一人を区別しない長テーブル状にしました。また打合せテーブルなどには本物の木を使うことで、温かさと柔らかさを演出しています。この会議テーブルは「神代ケヤキ」を使っています。
木の温かさをもった気持ちのいい事務空間を造ってみたかったので、それぞれの場所に応じた木を使っています。玄関には「台湾ヒノキ」を使ったのですが、表面を鑿でテクスチャをつけることによって表情を持たせ、アクセントに神代ケヤキのちぎりを入れてみました。

次に木造でどこまでの事がやれるかについてですが、構造的にシンプルな小屋組と新しい屋根のディテールを課題にしてみました。力を伝達するだけの垂木や母屋などの部材を使わず、野地板を厚くして直接梁に荷重を流すことでシンプルな小屋組を実現しました。外断熱のシート防水で断熱性能などを落とさず、また構造の部材点数を減らすことによって、積雪荷重1.5mという条件の中で太平洋側と同じように薄く軽快な屋根をつくりたいという目的も果たすことができたと思っています。

外壁を保護するために庇を出したいけれど、「軒樋」や「よび樋」がデザイン上なかなかうまくいかないので、これを何とかしたいと以前から思っていたのですが、今回は、屋根全体を樋と考えて曲面の屋根形状にすることで解決することができました。またこの形は屋根からの落雪事故を防ぐための形でもあります。

屋根と樋の関係ですが、両方の妻側に塩ビ製の50×50のアングルを溶着し、曲面の最下部に溜まった水を片側2ヶ所・計4ヶ所設けられた竪樋で抜いています。アングルを乗り越えて水が溢れたときにはドレンが詰まったことに気付かざるを得ないという屋根になっているわけです。

谷口建設の大梁はムク材を使ってみたかったので、2本継ぎにしています。無垢材を使うことによって生じる、木の狂いや割れは補修していかなければなりませんが、それは私達にとって今後の勉強になるだろうと思っています。
住宅のように神経質な建物ではないので、2階部分は野地板を晒しで天井にしているのですが、思ったほど荒々しい感じもなく皮剥丸太の柱と違和感なく溶け込んでいるように感じています。

たまたま谷口建設と同時期に広島で住宅をやる機会があったので、形は似ていますが違ったやり方を試してみました。広島の方は「そり」や「割れ」の補修作業やナットの増し締めの手間をなくすために一本の構造用集成材で梁を造っています。リビングが二階にあり天井への距離が短いので、野地板を下地として档と呼ばれる能登ヒバを仕上に張っています。この住宅では瀬戸内海に面して建っているということもあって、台風時の吹き上げを考慮して全ての束部分に通しの鉄筋を入れて緊結しています。

また、今回の曲面の屋根の廉価版としてフラットなものも最近実験しています。これは、以前から敷地の一部にあった地蔵堂を社屋といっしょに新しくしたものです。次は、珠洲に完成したばかりの住宅です。ここではペフを防水下に挟んで防音性能を上げる実験をしてみました。これまでは野地板を雇い実にしていたのですが、思ったより人工数がかかることと、もっと屋根面の強度を高めるために今後、構造用合板などで裏打ちするなどの実験を重ねていきたいと思っています。

この建物は竣工後2年が過ぎているのですが、予想しなかった利点がありました。雪が積もったときに切り妻と違って太陽が常にまんべんなくあたるせいで、近所から融雪装置でもつけているのかと聞かれるくらい屋根の雪融けが早いことに驚いています。

この曲面の屋根は西日を遮るために芯をずらして傾けていますが、結果的に右肩上がりの業績を期待する形を表現することになりました。

受賞者
谷口建設社屋-architect office- Strayt Sheep
長村寛行
守破離-歴史と現代の接点に生きる家-
矢島邸修景計画
片倉隆幸建築研究室
片倉隆幸
長野市オリンピック記念アリーナ 小野威(久米設計)尾崎勝(鹿島建設)
播繁(播設計室)

1999年07月03日 Sat

「谷口建設社屋」

第20回石川県建築賞授賞式

主催 社団法人石川県建築士会  
募集締め切り 1999/03/29  
連絡1999/05/19  
表彰式1999/07/03 金沢市文化ホール14:00-17:00  
審査員・審査経過・講評などの公表なし

第一類一般建築
第二類住宅建築
第三類公共建築
第四類計画面・技術面で貢献があったと認められるもの

県知事賞河村邸吉島衛建築研究室
県建築士事務所協会長賞KKRホテル金沢小河建築設計事務所
県建設業協会長賞石川県ふれあい昆虫館瀧光夫建築・都市設計事務所
県建築士会長賞こもれびの湯 べにや無何有竹山聖+設計組織アモルフ
第一類入賞谷口建設社屋
-architect office- Strayt Sheep
長村寛行
第二類入賞道倉邸平口泰夫建築研究室
第三類入賞倶利伽羅塾五井建築設計研究所
第一類入選松美苑共同建築設計事務所
沢田工業社屋植木建築設計事務所
重症心身障害児施設小松療育園シグマデザイン建築設計事務所
宝生寿し金沢設計
ダブルツリーパーキング竹中工務店名古屋一級建築士事務所
第三類入選小松郵便局北陸郵政局施設部建築課
志雄町生涯学習センター・サクラドーム21浦建築研究所
石川県立金沢二水高等学校五井建築設計研究所
第四類入選真柄建設技術研究所NTTファシリティーズ一級建築士事務所

1999年06月05日 Sat

「谷口建設社屋」

第二回木材活用コンクール授賞式

募集締め切り 1999/01/22
連絡1999/04/07
応募作品は87点 
表彰式 山形国際交流プラザ 山形市平久保100番地
 12:30-14:45 

審査委員長小原二郎 千葉工業大学理事・教授 日本インテリア学会会長
審査委員岡勝男 (財)日本住宅・木材技術センター理事長
審査委員東孝光 千葉工業大学工業デザイン学科教授
審査委員上村武 日本木材青壮年団体連合会・顧問
審査委員栗山正也 KDアトリエ代表・日本インテリアプランナー協議会総務委員長
審査委員榎戸正人 日本木材青壮年団体連合会会長
専門委員征矢隆 木構造振興株式会社専務取締役
専門委員江守淳一 日本木材青壮年団体連合会・木材活用コンクール委員長

林野庁長官賞
・最優秀賞「社会福祉法人飛鳥学院保育所・子育て支援センター」 奈良県桜井市 
   (株)アルセッド建築研究所(代表取締役三井所清典) 
   三井所清典氏・大倉靖彦氏出席

・全国木材組合団体連合会会長賞
優秀賞 「夙川の家」 兵庫県西宮市 
   竹原義二/無有建築工房
優秀賞 「玉出」 三重県上野市西明寺 
   丹田悦雄/空間工房
   丹田悦雄氏出席

・(財)日本住宅・木材技術センター所長賞
優秀賞 「睦月神事会館」 福井県丹生郡清水町大森 
   遠藤秀平
   福間啓介氏出席
優秀賞 「津和野郵便局」 島根県鹿足郡津和野町 
   中国郵政局施設部
   本間徹氏と担当の女性の方出席
優秀賞 「寺内町の家」 大阪府富田林市富田林町 
   (有)ネオジオ/横関正人 
   横関正人氏出席

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  3点 部門賞(中・大型建築物)
1 豊里中学校体育館柔剣道場改築工事 茨城県つくば市 
  (株)中山設計事務所 
  中山正巳夫妻出席
2 谷口建設社屋新築工事 石川県珠洲市宝立町 
  -architect office- Strayt Sheep /長村寛行
3 木材会館 愛知県名古屋市中区松原 
  (有)山本了一建築事務所

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  7点 部門賞(住宅部門)
1 「物見山の家」 山口県厚狭郡山陽町 
  津畑昭浩 
  津畑昭浩氏出席
2 土佐ドライウッドの家 奈良県奈良市法蓮一条町 
  流(りゅう)建築設計工房 
  鈴木一央氏出席
3 毛利邸新築工事 岡山県岡山市藤崎 
  石原設計室/石原競
4 今田町の家 兵庫県多紀郡今田町 
  現代計画研究所(大阪)/江川直樹
5 薬師舎 兵庫県神戸市灘区薬師通 
  及普創 設計工房
6 竜舞の家 群馬県太田市竜舞町 
  (有)アーキテクデザイン/清水睦雄
7 小谷邸 宮城県仙台市青葉区 
  (有)安井設計工房
  安井妙子氏出席

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  1点 部門賞(エクステリア)
1 電線地中化工事(モニュメント設置) 埼玉県行田市行田地区国道125号線 
  高橋喜重郎
  多分出席
  日本木材青壮年団体連合会会長賞  2点 部門賞(インテリア)
1 利尻空港ターミナルビル 北海道利尻郡利尻富士町 
  (株)クリエート山本設計室 
  栗原利光氏出席
2 バーノマネー 大阪府大阪市中央区東心斎橋 
  日野スタジオ

・特別賞(林野庁林政部林産課課長賞)
  鎌倉市立御成小学校 神奈川県鎌倉市御成町 
  (株)久米設計横浜支社(支社長木田照男) 
  伊東亮一氏出席

・技術賞 (財)日本住宅・木材技術センター理事長賞
  大分県林業総合センター 大分県大分市大字古国府字内山 
  (株)大分住宅研究所

・アイデア賞 (日本木材団体連合会会長賞)
  ジョンさんの味噌樽ハウス 愛知県瀬戸市 
  ジョンギャスライトDREAM MAKERS