2012年02月27日 Mon

東京

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東京文化会館(1961・前川國男)
前川事務所での大高氏最後の担当作。
遺伝は子より孫に出るのだが、このデザインも前川氏というよりコルビジェ。
大高氏にコルビジェの影響が強く出ているのが納得できる。
何度見てもいい。
これが昭和三十年代のデザインであることが信じられるか?
今でも十分新しい。

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こちら(上野駅の公園出口正面)は出演者の玄関


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何枚でも写真を撮りたくなるじゃないか・・・


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エントランスは低い


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庇の立ち上がり部分


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庇の上げ裏。打放しの庇と柱より内部側の天井の切り替え部のディテール。


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玄関とその上のカーテンウォールの割りつけ。


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ホワイエ。ここは入れない。コンサートなどでホールに入るしか無い。若い頃オペラを見たとき入った。大きな扉が印象的で衝撃だった。


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壁のPC板に埋め込まれた石。これ一個一個手でねじ込んだのか・・・。
大高さんが生きているうちに教えてもらえば良かった。後悔先にたたず。


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床のタイルパターン


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共通ホールから右に曲がって地下へ。外構の掘り割りと彫刻。
右の円筒状の壁は二階レストランへ上がる螺旋階段の外壁。


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螺旋階段の階段室窓から外を見る。正面に国立西洋美術館が位置する。だいたいの窓は建築家が意味を持って開ける。そこから何が見えるかを意図しながら設計するわけだ。だから窓から外を見ると建築家の考えが読める。でも、それは問題の解答を見たのと同じ。自分で解答できる様にならなくてはだめなんだよなぁ。


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二階のレストランで仔牛のビーフシチューを。硝子の向こうはホワイエの吹き抜け部分。ホワイエの照明は点灯していないやつ。硝子に映っているのはこちらのレストランの照明。天井の照明は天の川の様にランダムとのこと。でも、人任せのランダムでは無く、担当者が何度も配置を修正した上でのランダムのはず。実はそれはランダムとは言わないよね。


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まわり階段を2階へ上がるとレストランなのだが、上階側に立ち入り禁止が無いので4階まであがった。四階から見下ろした写真。やっぱりまわり階段はこういう写真を撮りたくなるよね。


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4階の案内図階段の防火扉は1/4円筒形だった。ちゃんと動いた。


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階段室脇の硝子窓から立ち上がった庇の裏側が見えた。防水押さえは銅板で緑錆がふいていた。


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前川氏の師匠に当たるコルビジェの国立西洋美術館(1959/昭和34年)


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月曜なので休館。ゲートが閉まっていて敷地内にも入れない。


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国立博物館東洋館(谷口吉郎1968/昭和43年)。


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東洋館は現在休館中なので、ぐるっと回りをまわった。街区が大きすぎて疲れた。


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木の間から東洋館の「和」を垣間見る。


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現代の大建築。東京フォーラムへ。設計 ラファエル・ヴィ
ニオリ(Rafael Viñoly)・構造設計 渡辺邦夫/1997年。


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この柱と反対側の柱の2本で硝子の外壁面がぶら下がっている。


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何度見ても美しい。構造が全ての建築と言ってもいい。


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この理知的な構造と比べると金沢駅のはとんでもなく田舎くさい。


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斜めに上っていく斜路と空中を飛ぶブリッジ。


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最上階


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カーテンウォールを吊り下げているワイヤーのトラス


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誰かがブリッジからものを落としたのか、斜路もブリッジも全て「当分の間通行禁止」になっていた。一部の心ない人のためにせっかくの建築の楽しみが削られてしまうのは悲しい。


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巨大柱の柱頭部


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大柱に手摺壁がぶつかると下階から見たとき大柱の付け根が見えなくなる。それじゃ大切な二本柱が手摺壁で切れた様に見えてしまう。それで大柱の付け根部分だけ硝子の手摺に切り替えている。この硝子壁は床で支えられているのだが、もし「ふっ」と向こうに倒れたら・・・と考えてしまうのだ。岡田氏の様に身体を硝子壁に預けることは怖くてできない。


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でも、一応その硝子壁の下は一気に一階では無く、うまく下階が来ているのだ。


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最上階の展望台。左がJR、右が吹き抜け部分。


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展望台の床にちょこんと座ってJRの電車を飽きもせず眺めている坊やとおかあさん。






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手摺と手摺子のディテール


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ブリッジの手摺のディテール


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ブリッジ。通行禁止のため渡れない。残念だ。


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トイレ前の洗面所


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身障者トイレ。オートドアが左に引かれたところ。


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身障者トイレ内部


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エレベーターホールの案内板


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ケヤキ並木。季節が冬なので寂しいが葉が茂っているときは都会のオアシスだ。


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東京ミッドタウンへ。この構造・・・東京フォーラムの知的と比べると下品。


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サインと地下への入り口


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トップライトの上に水を流しているのだが波を作っているのがいい。


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地下への降り口。きちっとしてる。


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建設中に遠くから見たことがあった。・・・うーん。ここまで来たから見るか・・・。


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どーん。えぐっ。でも、黒川氏最後の作品だから入ってみるか。


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ベンチ。誰かベンチに座っているとして、視覚障害者が来たとする。座っている人の脚が白い杖で叩かれるか、視覚障害者が座っている人の脚でつまづいて転ぶか・・・確実にどちらかの不幸が起きる・・・と思わない?


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暖房も効いて追い出されないから無料エリアにかなり
の人がいる。ミッドタウンで疲れたらここで休むのか・・・。


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車いす置き場か・・・。マンションのゴミ捨て場の様な・・・。


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裏口はそのまま地下鉄の駅に通じる。傘立ての数がすごかった。


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裏口のひきの写真


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テラス。季節がよければ多分いい感じなんだと思う。


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あ、滑ってる。スケート?


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屋外のスケートリンクっていいね。


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安藤氏設計。芝生は入るなって。服飾の展覧会をしていた
けど入場券が高かったのでやめた。中はがらがらだった。


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六本木ヒルズへの途中で武山氏が「これ!」と。僕には何のことかさっぱり。「これ大高さんじゃない?」「え、そうなの?あ、そういえばDNAあるかも」・・・金沢に帰って調べてみた。1964/05の「建築」という雑誌に前川氏の紀伊國屋ビルと一緒に発表されたようです。師匠と弟子が同じ雑誌にっていいよね。さすが武山氏そんな古いのよく知ってたなぁ。元所員として恥ずかしいよ。僕は。


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1500円払って六本木ヒルズの展望台にのぼ
ったよ。完全にお上りさんだ。東京タワー方面


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真ん中のちょっと右のがミラノのトーレ・ベラスカに似た内井氏の集合住宅。


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日が沈む・・・