1999年10月24日 Sun

長野の建築

903km・燃費14km/L
松本市発→窪田空穂記念館→上高地経由→金沢15:00着


窪田空穂記念館
長野県松本市大字和田1715−1TAK建築・都市計画研究所
金丸工務店
1993.05 SK1993/08/P232・NA1994/0221/P79・NA1993/0802/P132
1995年 日本建築学会作品選奨

今回見学した建築の中では一番のお気に入り。実は郡山市立美術館が大手設計事務所のように大味だったので、これも観に行こうか迷った。でも行って正解だった。ところどころにディテールが盛り込まれて、神経の行き届いた設計になっている。玄関上の菱形の格子組交点の雨水たまりには、排水用の V字型の金物が入れられていたり・・・。吹抜部分の菱形格子組部分のガラスはペアガラスを使ってあった。低層部は普通のシングルがらすだった。
玄関ドアの方立にカバー付のインターフォンが埋め込まれていた。カバーは方立と同じ木製で、これを外すとインターフォンが入っている・・・って誰が気付く? ちょっとやり過ぎって感じ? 建物がちょっと大きな住宅くらいの大きさだからここまでやっているのをみても「ありかも」と思ってしまう。

低層部和室の障子が入っている敷居には樹脂製の『敷居滑り』が貼ってあった。紫外線と温度変化に負けたのだろうか、パリパリにめくれ上がって折れていた。これだけしっかりと本物を使った建築なんだから、堅木を埋め込んでやるべきだったのではないだろうか ? こういう事実をみると『樹脂』を建築に使うことの危険さ、短命さをしることができます。 6年でこういう具合になるのですから・・・。 そういう幾つかの細かい欠点を見た上でも、この建築は私の興味をひきますし、丁寧に設計されている事が伺えます。しかし、派手さがないので若い人には受けないかもしれない。そんな風潮に悲しさを感じるのだが・・・。

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