ベターリビングで仕口部の試験を行った
柱・梁それぞれの部材では認定試験に合格した。
しかし、建築はそれを組み合わせて作るものであるため仕口部の実験が必要と判断した。
柱・梁・ブレース・耐震壁のとりつく実験体をつくり耐火試験を行った。

この曲線に沿って炉内温度が管理される。
一時間耐火試験では一時間後の温度が一番高くて945℃となる。

ボロボロである。
明らかに実験失敗。
鉄骨が露出してしまい、鉄骨温度が500℃を越えました。
合格ラインは平均で350℃以下。マックスで400℃以下です。
ブレース上方の木部が脱落したときに熱伝対のコードによって
脱落した木部がぶら下がりその火で仕口部があぶられた。
→ 写真を見てもらうとわかりますが、ブレース頂部から熱
伝対のコードが垂れ下がっています。このせいで落ちるはず
の木部がぶら下がったわけです。このコードを下方向から回
せばぶら下がる危険は無くなると判断した。

目地は生き残っていた。
実験が長引き失敗し、新幹線にも乗り遅れしょんぼりと夜行バスで金沢へ。