橋本工建来所 10:40-11:10
大谷製鉄来所 15:40-16:35
定例会議 18:10-21:55
晴
鉄筋工事・電気配管工事
鉄筋工事 松任鉄筋 町口・佐々木・林・北 4人
電気工事・錦陽電気工事 森・小林 2人
現場員 川端

鉄筋についているタグ

タグとミルシート
大谷製鉄(北陸では殆どがここの製品)の場合、鉄筋の強度によってタグが
色分けされている。またSD295AではVの刻印がある。
タグの例を示す(ここで書いた数字などはあくまで一例です)。
タグの表に表示されているのは・・・
SD295A
溶鋼番号 0656
呼び名 D16
長さ 8.0M
本数 150
製造年月日 H19年8月
タグの裏側に表示されているのは・・・
通番 252
製造日 8月2日
ミルシートの契約先・特約店・需要家・規格・出荷日・径又は呼び名・長さ・本数
溶鋼番号とタグをつきあわせてチェックする必要がある。溶鋼番号の同じモノ
が何枚かある場合もありえる。
タグが無くなったからと、別の現場のタグを持ってきて数字をシンナーで消し、
ミルシートに合わせて書き直して提出・・・ミルシートは正規だがタグを改竄
して提出・・・という例があった。住宅クラスだと他の現場の残りを使ったりす
るから全てのタグを回収できるわけでもない。無い場合は無いと伝えれば
いいのに。
改竄したタグやミルシートを提出したとしても、こちらはチェックに慣れて
いるので、いつかはわかるのに・・・。だいたい、製鋼会社には控えがあって、
数字を書き直しても筆跡が違うとばれるんだよね。
書類の体裁を揃えるのが目的なのではなく、実際にどういう成分の材料を
使用したかを知りたい・・・ということわからないのかな ?
鉄筋はどこかに打ってある強度を示す刻印を探すか(といっても現場に搬入
された鉄筋は切ったり曲げたりされているから刻印を探すのは大変)、タグと
ミルシートを付き合わせるしか設計通りであるか知る方法がない。
最近では
ロット番号を刻印した鉄筋も販売されているらしいが、割高である。
なんせ、ロットが変わる毎に刻印の型を入れ替えるのだから手間が掛かる。
しかし、鉄筋で直接ロットを知ることができるのは監理側・・・これは建て主側
という意味・・・にとってとてもいい製品であることは間違いない。
だって100本以上の鉄筋の束にタグが針金で付いているだけなんて・・・タグを
取ってしまうともうロットを知る手がかりは皆無ってひどいと思いませんか?
図面にミルシートとタグを提出することと明記して、発注後何度も催促して
うるさい事務所だと印象づけておかないとタグの外れた寄せ集めが納品さ
れるに決まっているからねぇ。なんか牛肉とかに話が似ている。

鉄筋搬入


耐圧版下筋配筋中
撮影 橋本工建