1999年06月04日 Fri

山形の建築

新潟市民芸術文化会館→道の駅「あつみ」→土門拳記念館→酒田市国体記念体育館→酒田市美術館→庄内米歴史資料館


道の駅「あつみ」
山形県鶴岡市早田字戸ノ浦606山田・谷津研究室+地域空間研究所

道の駅「あつみ」は、国道7号線を北上して山形県に入ってしばらくの所にある。 今回は、高速道路が無いために一般道を走ったので、幾つかの道の駅で休憩した。その中では唯一ここが建築的に良かった。東北工業大学の山田・谷津研究室+地域空間研究所の設計の木造建築です。竣工してからかなり経っているのですが、みすぼらしくなることもなく、しっかりしていました。海にも降りていけるので、どうせ休憩するならここがいいのでは。 海沿いの道路を走っていて、「おぉっ、あれは、なんなんだ ?」とちょっとわくわくしてしまう感じで、思わず車を停めた。誰が設計したのかを、事務室で聞いて教えてもらった。谷津氏は建築学会北陸支部の表彰式で「珠洲の斎場」が賞を貰ったときに一緒になったことがある。こんな処で名前を聞こうとは・・・


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正面から


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左側が食堂・右側が売店。ナイジェル・コーツのノア
の箱船ってこういう感じだっけ? 忘れちゃったなぁ。


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海側から。このとき土砂降りで写真を撮ろうとして全身ぐっしょり濡れてしまった。


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海側から。雨が晴れて建物が綺麗に見える。


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売店棟の内部


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こっちは休憩所


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梁伏せ。これって建方大変だよね。ワンスパンを地組みして揚げるのかな。



土門拳記念館
山形県酒田市飯森山2-13
谷口建築設計研究所
間・平尾工務店JV
1983.07竣工
SK1983/12/P145・NA1991/0930/P256・NA1983/1121・NA1995/0918/P61・DT120/P107

土門拳記念館と酒田市国体記念体育館は、飯森山公園の中にある。 池の畔に建っていて、見学をした後、階段を上がってブリッジ ?を渡ると建物の裏へ出る。池をぐるっと回って向こう岸から建物を観てね ! ってことだろう。

記念館の池に面した休憩室外のテラス部分に出るサッシュのドアに「外に出ないでください」の表示がある。どこの美術館でも、中庭やテラスへのドアは使用禁止になっていることが多いが、何故? せっかく気持ちよさそうなところを建築家が用意してくれているのに・・・。多分、利用者のマナーが良くなくて、そういう貼り紙がされるようになってしまうんだろう。谷口氏の美術館は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館や豊田市美術館などの新しいものを観ているので、進化の度合いがすごいなという印象です。当然、この建築も良いけど、一作一作新しい物ほど良くなってきているのが実感できる。順番に古い方から観ていけばとちょっと後悔してしまった。でも、豊田の美術館で使っている竪しげの手摺子なんかの原点を見られて「なるほど」と感じ入った。

建築物とは関係がないけれど、すごく丁寧に掃除されているのを観て感動した。おばさんが、床の一つ一つの汚れを見つけては、ごしごしとふき取っていた。職員の方と話をしていても、建物の維持に気を使ってる様子を感じることができた。1983年竣工だけど、メンテナンスがいいせいもあって、そんなに汚くはなっていません。 展示物を撮さないという条件で建築の撮影はOKだった。

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サイン


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アプローチ側全景。外壁はシェニートモンチークのバーナー仕上。


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ここがアプローチ


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右側がエントランス。左側の階段を上がってまっすぐ行くと、水の流れる中庭の上
をまたいで建物の向こう側に出る。池を一周して帰って下さいという意味でしょう。


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エントランス。ドアはブロンズ硫化いぶし・・・だと思う。


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エントランスホール


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亀倉雄策の銘板(ブロンズ硫化いぶし)


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展示室側からエントランス方向をみる


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手摺と手摺子の詳細


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展示室内部 壁はコンクリート小叩き仕上。コンクリート面には誘発目地が
入っているが、予定通りその部分にクラックが入っていた。見事に計算通り。


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こういう部分の目地には悩むね。蹴上は目地無し・側面は目透しで巾木と壁を分ける。


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スロープ側の目地取り合い


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展示室から池方向への廊下。中庭側(写真左手)の嵌
殺しの窓は手前より奥が級数的に幅広くなっていく。


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廊下見返り


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廊下から中庭を臨む


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サッシュ下部の結露受け


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視聴覚室。勅使河原宏氏デザインの庭で「流れ」。最上川産の黒玉石と笹。


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庭だけの写真


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休憩室から外のテラスには「出ないで下さい」と注意書きが・・・。気持ちよさそうなのに。


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中庭。イサム・ノグチ氏の「土門さん」という玄武岩の彫刻。階
段の手すりはFBでちょっと太く見えますが、このデザインの
流れはより軽快になって豊田市美術館に受け継がれています。


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中庭


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ブリッジを渡って建物の向こうへ


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記念館の裏側。ブリッジを渡った後の階段の処理には、いい解答が出ていなかっ
たのだろう。豊田市美術館ではもっとうまく処理されているように思えた。


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池越しに記念館を臨む


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仰せの通り池をぐるっと回る。池の対岸から正面を。


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ぐるっと


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一周してきた



酒田市国体記念体育館
谷口建築設計研究所 東急・加賀田・大井JV
山形県酒田市飯森山2-296-1
1991.06竣工
SK1991/11/P229・NA1991/0304/P108・NA1992/0224/P133・NA1991/1111/P290・DT111/P40

体育館は、シルバーの外壁が腐食してきていて、残念でした。 美術館より新しいのですが、手入れの仕方のせいかちょっと古びて見えました。 内部は、体育館らしい臭いがした。換気、悪い ?


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右側にグラウンドを挟んで土門拳記念館がある。記念館から観るとすっごくカッコよく見えた。槙氏の秋葉台の体育館を観てから、ちょっとやそっとの体育館では驚かなくなってしまった。あれって衝撃的だったよね。あれ以降みんなあのパクリだもん。


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夜は庇部分が光って綺麗なんだろうね。きっと


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アプローチ


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脚部詳細。舗装は浸透性のやつ。


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地窓部分詳細。外壁がかなり腐食しているのは写真では分からないか。


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なんか照明器具がやたら眼に付いたけど、こんなもんだっけ?


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大きい庇として飛び出ている部分は、僕たちが画を描くと「こんなこと
したら高くつくじゃないか」って役所の担当者に叱られるんだろうね。


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体育館外部の中庭 ? っていうのかな? ここ。この庭の手入れはあまり綺麗ではなか
った。でも、酒田市美術館の芝刈りをしていたから、次にここを刈るのかも知れない。




酒田市美術館
山形県酒田市飯森山3丁目17-95
池原義郎・建築設計事務所

酒田市美術館は浅蔵五十吉美術館と兄弟のような関係にあると感じた。浅蔵の方は敷地に制約があったので水盤を設けて庭を建築に取り込んだような設計になっているけど、酒田の場合は、広い芝生の庭に開いた感じ。浅蔵の場合は単体の建築としてまとまっていて、酒田は、デンマークのルイジアナ美術館のように自然に埋もれているように広がり全体像は把握できないような感じ。浅蔵は建築費があまりなかったのだろうけど、壁仕上げがクロス貼りです。池原氏の細かいディテールに接着剤がついていけず、クロスがはねてしまっている部分が眼についた。酒田は石・コンクリートなど素材で壁を造っているのでディテールまで美しく仕上がっている。一番奥の常設展示だけはクロスだったけど・・・。

酒田では、彫刻の展示方法に感心した。出目地のコンクリート壁に開いた開口から外部にガラスのDTP工法でちょっと振った箱をつくり、彫刻を展示している。そのガラスの外には(人工的な自然には見えないような)自然が広がっています。ガラスの屋根に溜まった雨を通して入る光も面白かった。(も少し水勾配が必要では、とも思うが)入り口やホールで見せた芝生広場という「自然」と、展示と展示の間にある休憩室や彫刻のバックで見せる「自然」を区分けしている。漫然と建物周囲の自然を見せるのではなく、どこで何を見せるかを計算していると言うこと。また、屋外の芝生面や植栽を10人程で丁寧に管理されていたのが印象に残っている。
床の石もかちっとした磨いたものではなく、珍しくざらっとして今回のはいいなと思った。いつもどおり、ディテールは、やりすぎるほどで、写真を撮るのも疲れてしまい、そこまでやるかと思ってしまった。入り口付近にある公衆便所も「ここまでやるか」って感じ。 ホント日本のスカルパだよ。

浅蔵の方の突き当たりにある大きな両開き戸のフランス落しは気に入っていた。今回は、デザインの同じ扉はあったけど、そのフランス落しは使ってなかったなぁ。

この美術館は、ガラス面から見える景色がポイントの一つになっていると思う。シングルガラスで東北の気候では、冬季間ずっと結露で曇ったまま。そういうのはいまいちではないのかと思ったけど、どうでしょうか。建築家の作品では、冬季間のことを考えてあるものは少ない。リチャードマイヤーのフランクフルト工芸美術館では、ガラス面に熱線入りのものが、使用されていた。磯崎氏の中谷宇吉郎・雪の科学館のトップライトは、ペアガラス+合わせがラスになっていて「やるな!」と感心した。そういう建築に逢うことは稀なんだけど、勉強不足ですか ? 他にもっとありますか ?

常設展示室2へ入る手前の打放しの壁にクラックが入り、白華が流れていた。 打放しの壁では避けられないことではあるけど、現在美しい美術館が今後どうなっていくかを暗示しているようです。漏れを止めるためには、外壁側からのエポキシの注入しかないだろう。こういうことを考えて前川氏は打放しからタイル打込みにやり方を変えた。また打放しの建築が増えた近年の建築での改修はどうやっていくのだろうか?この辺りの問題についての解答はまだ出ていない。何十年か後に分かるのを待つしかないのか・・・。建築を学ぶ学生や我々のように設計を職業とするものが、建築を観に行ってファッションだけを学ぶのではなく、性能面においても建築を深く学ぶ必要があるように思える。

ここの喫茶室は、芝生の中に飛び出ている。ちょっとお茶を・・・という時にこういう所で、ってのもいいね。下手な喫茶店に行くよりずっと気持ちがいいし・・・。 ところで、東北って喫茶店が少ないけど、何か理由があるのかな? 今回、車で走っていてもお茶するところのないのに驚ろいたし困った。東北の人は、堅実な方ばかりで家に帰ってお茶するの?

僕は酒田市美術館と浅蔵五十吉美術館の両方を見学することをお奨めしたい。 ここは住所と名前を書いて事務の許可を貰うと、腕章をかしてもらって美術品以外の撮影がOKだった。ありがとう。

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案内板。左側に美術館、右側に便所、正面方向に土門拳記念館。


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案内板詳細


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アプローチ。壁は出目地。


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壁を挟んで左がアプローチ、右が美術館


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入り口の・・・・これなんて言うの ? これもキャノピーっていうのかなぁ?


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この部分の金属工事代だけでもすごいよね。キャノピー+ドア


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キャノピー詳細。ステンレス加工。


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キャノピーの見上げ


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入り口の壁をくぐってからのアプローチ。
ず〜っと歩いて行って右に折れるとエントランス。


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アプローチの振り返り


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エントランスキャノピー。左に見えるのがショートカット用の入り口。


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キャノピーの柱頭詳細。メカニカルな感じがカッコイイなぁ。


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アプローチが長いのでショートカットするための入り口。柱
にくくりつけられたプラスチックの仮設の館名表示が悲しい。


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エントランスアプローチ側からショートカット入り口庇を見る


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傘立て 。床に水受け用の彫り込みがある。殆どの場合傘立てをデザインしても数が
足りなくなって既製品のが置かれることが多いけど、この美術館は大丈夫でしょうか。


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傘の雨水受け彫り込み詳細


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写真ではよく分からないけど、DTPでつくられたガラス屋根部分
に雨水が溜まってそこに陽の光が当たったところが綺麗でした。
水が溜まることがよくないと言う意見もあるでしょうけれど・・・。


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喫茶入り口


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芝生の広場に飛び出た感じの喫茶室。エントランスホールの正面にある


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喫茶室壁ディテール


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芝生側のカウンター


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「あー、どっこいしょ。いい眺めだよ」と・・・山形弁だからよく分からなか
ったけど、多分そんなようなことをいっていた、二人のお年寄り夫妻。


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喫茶室側から中庭に面した廊下的休憩所を見る


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手摺・・・というかバリアー


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手摺詳細


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エントランスホールから受け付けカウンターを観る


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照明器具


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花のような可憐な印象の照明器具


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照明器具頂部


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受け付けカウンター


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常設展示室2の入り口ドア。スチール+焼き付け塗装。これ幾らだ?
アプローチ部分にあったのは同じデザインのステンレス製だった


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常設展示室2までの渡り廊下見返り


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スチールドアのフランス落しをきちんと降ろさず開閉したのでしょう。天井に傷が・・・


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渡り廊下


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展示室


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展示室天井。浮いたように見えます。斜材間に入ってい
るパンチングメタルは構造的に必要なのでしょうか?
ああ、そういえばパンチングメタルの部分とPLのとある。


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ちょっと角度を変えて


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これはPLのやつ


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常設展示室2までの渡り廊下外部の庭。笹がびっしり植えられています。


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芝生広場から美術館をのぞむ。手前は安田侃氏の「翔生」


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トイレは天井からの間接照明だけ


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展示室間にある休憩室


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休憩室を外部から観たところ


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休憩室


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自然をバックにした彫刻の展示。今回の美術館のテーマの一つだと思う。ガラスの箱を
ちょっと振って躯体から飛び出させたところに彫刻が置かれて一枚の画のようです。


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常設展示室2の手前にある彫刻の展示。左上の躯体から白華が流れている。


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常設展示室4付近の彫刻の展示


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屋内消火栓


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屋外の公衆便所。写っているのは芝生の手入れをしていたおじさん達。


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男子便所。明るいしいい感じ。天井の木を張っているの
は苦労した感じが伝わってきた。奥の方が女子便所。


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男子便所入り口


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コンクリート壁の笠木納まり。オープンなのがいいと思う。

1999年06月05日 Sat

福島の建築

山形市で表彰式→福島県立美術館


福島県立美術館
福島県福島市森合字西養山1番地
大高建築設計事務所
鹿島建設1984.06竣工
SK1984/10/P175

ちょうど私が事務所に入ったときに現場が動いていた。僕は今まで何度か観ているのですが、和泉が観たことないので今回行くことにした。近頃の美術館は綺麗にできているけど、この美術館のようなダイナミックさに欠けると思う。美術館にダイナミックさが必要か ? という疑問もあるけど、大谷研究室の金沢工業大学みたいな雰囲気を持った建築が少なくなりつつあるのではないかと感じるんだな。時代の流れに合わないのかもしれないけど、私はこういう迫力のある空間が好きだ。千葉の文化会館のエントランスホールでも同じことを考えたことを覚えている。ちょうど、正面部分の石本建築事務所がやった、福島県立図書館との接続部分の屋根の改修工事をしていた。

今はやりの軽い感じの美術館からみると「重厚長大」超弩級戦艦って感じの一世代前の美術館デザインかもしれない。しかし、エントランスホールの殆ど何もない空間を造るということは、簡単なことではない。「ここ、もったいないから何か展示しようよ」という意見が出てもよさそうなところを説得したのだろうか。最近は建築の中にこういうゆとりのある空間が少なくなっているように思える。

この美術館は、新幹線のホームからも見える。アクセスのいい街の中に自然が一杯の敷地を用意できたことに驚ろくね。ここ以前に何かの施設が建っていたのだろうか ? 大高事務所にいながら、そんな疑問を持ったことがなかったことがちょっと恥ずかしい。

アンドリュー・ワイエスの「そよ風」や斉藤清さんの暖かい感じがする冬景色の作品があることと、展示室をぐるっと回ってくると、エントランスホールの吹抜の奥側に出てくるという展示室配置は何度きてもいい。 エントランスホールは、撮影OK

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美術館全景


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エントランス。右手に池をはさんで図書館がある。後ろは「信夫山」。


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エントランス正面


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エントランスホール


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右側のスロープを上がって展示室へ行き、左手奥に戻ってくる


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スロープ上り始めからエントランス方向を振り返る


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スロープの踊場から玄関方向を見る


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休憩室


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中庭


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屋根


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屋根と屋根がぶつかる谷部分。屋根の長さの差を45゚でのばしてやる得意技。


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企画展示室受付


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スロープの花崗岩(稲田石)の腰壁とタモの笠木の取り合い

「谷口建設社屋」

第二回木材活用コンクール授賞式

募集締め切り 1999/01/22
連絡1999/04/07
応募作品は87点 
表彰式 山形国際交流プラザ 山形市平久保100番地
 12:30-14:45 

審査委員長小原二郎 千葉工業大学理事・教授 日本インテリア学会会長
審査委員岡勝男 (財)日本住宅・木材技術センター理事長
審査委員東孝光 千葉工業大学工業デザイン学科教授
審査委員上村武 日本木材青壮年団体連合会・顧問
審査委員栗山正也 KDアトリエ代表・日本インテリアプランナー協議会総務委員長
審査委員榎戸正人 日本木材青壮年団体連合会会長
専門委員征矢隆 木構造振興株式会社専務取締役
専門委員江守淳一 日本木材青壮年団体連合会・木材活用コンクール委員長

林野庁長官賞
・最優秀賞「社会福祉法人飛鳥学院保育所・子育て支援センター」 奈良県桜井市 
   (株)アルセッド建築研究所(代表取締役三井所清典) 
   三井所清典氏・大倉靖彦氏出席

・全国木材組合団体連合会会長賞
優秀賞 「夙川の家」 兵庫県西宮市 
   竹原義二/無有建築工房
優秀賞 「玉出」 三重県上野市西明寺 
   丹田悦雄/空間工房
   丹田悦雄氏出席

・(財)日本住宅・木材技術センター所長賞
優秀賞 「睦月神事会館」 福井県丹生郡清水町大森 
   遠藤秀平
   福間啓介氏出席
優秀賞 「津和野郵便局」 島根県鹿足郡津和野町 
   中国郵政局施設部
   本間徹氏と担当の女性の方出席
優秀賞 「寺内町の家」 大阪府富田林市富田林町 
   (有)ネオジオ/横関正人 
   横関正人氏出席

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  3点 部門賞(中・大型建築物)
1 豊里中学校体育館柔剣道場改築工事 茨城県つくば市 
  (株)中山設計事務所 
  中山正巳夫妻出席
2 谷口建設社屋新築工事 石川県珠洲市宝立町 
  -architect office- Strayt Sheep /長村寛行
3 木材会館 愛知県名古屋市中区松原 
  (有)山本了一建築事務所

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  7点 部門賞(住宅部門)
1 「物見山の家」 山口県厚狭郡山陽町 
  津畑昭浩 
  津畑昭浩氏出席
2 土佐ドライウッドの家 奈良県奈良市法蓮一条町 
  流(りゅう)建築設計工房 
  鈴木一央氏出席
3 毛利邸新築工事 岡山県岡山市藤崎 
  石原設計室/石原競
4 今田町の家 兵庫県多紀郡今田町 
  現代計画研究所(大阪)/江川直樹
5 薬師舎 兵庫県神戸市灘区薬師通 
  及普創 設計工房
6 竜舞の家 群馬県太田市竜舞町 
  (有)アーキテクデザイン/清水睦雄
7 小谷邸 宮城県仙台市青葉区 
  (有)安井設計工房
  安井妙子氏出席

・日本木材青壮年団体連合会会長賞  1点 部門賞(エクステリア)
1 電線地中化工事(モニュメント設置) 埼玉県行田市行田地区国道125号線 
  高橋喜重郎
  多分出席
  日本木材青壮年団体連合会会長賞  2点 部門賞(インテリア)
1 利尻空港ターミナルビル 北海道利尻郡利尻富士町 
  (株)クリエート山本設計室 
  栗原利光氏出席
2 バーノマネー 大阪府大阪市中央区東心斎橋 
  日野スタジオ

・特別賞(林野庁林政部林産課課長賞)
  鎌倉市立御成小学校 神奈川県鎌倉市御成町 
  (株)久米設計横浜支社(支社長木田照男) 
  伊東亮一氏出席

・技術賞 (財)日本住宅・木材技術センター理事長賞
  大分県林業総合センター 大分県大分市大字古国府字内山 
  (株)大分住宅研究所

・アイデア賞 (日本木材団体連合会会長賞)
  ジョンさんの味噌樽ハウス 愛知県瀬戸市 
  ジョンギャスライトDREAM MAKERS

1999年06月06日 Sun

福島の建築

郡山市立美術館→三春ダム→三春町歴史民族資料館→裏磐梯猫魔ホテル


郡山市立美術館
福島県郡山市安原町字大谷地130-2
柳澤孝彦+TAK建築研究所
大林・東洋JV
1992/06竣工
SK1993/01/P163・NA1993/0104/P152・NA1994/0221/P68・DT116/P73

郡山市立美術館は、前庭が石の広場になっていて、バリー・フラナガンの彫刻(ホテル川久の屋根の上にいるウサギが跳ねてる彫刻と同じ作者)だけがおいてあり、でっかい株立ちのケヤキ(だよね)が数株。私にはこの前庭広場の性格がよく把握できなかったな。というのは、その庭を見ながらアプローチし、インテリアからもその庭が見えるために、建築としての眺望の意外性があまり感じられなかったからなのか。ある意味オーソドックスな配置とも言えるが、私にとって、庭の扱いは池原氏の酒田市美術館の方に新しい提案があるように感じた。「この次に観える景色は、どんなだろ?」という、展示以外の楽しみに魅力を感じるからです。 また、この位置から庭を見せたいという方針が無く「どこからでも」というのは焦点がぼけるんだよね。

喫茶室は、「三春ファームハーブガーデン」がテナントとして入っていた。なんとなく少女っぽくて、美術館の喫茶室とはちょっと違うなと感じてしまう。展示品を見終わった後で、お茶を飲みながら「あれは、良かったなぁ・・・」なんて想い出したりするところ場所だから、雰囲気が違うと思う。設計者の柳澤孝彦氏はあそこでお茶するのだろうか。丸文字の可愛いメニューを観て注文するのだろうか。どうも、想像できないな。といっても、そんなことまで設計者が口出しはできないんだけどね。

ファサードのガラス面が段状になっている。その部分の内部天井にシミがかなりできていた。結露が廻ったのだろうか、Rの大屋根部分の天井は綺麗だったから、ガラス面の影響だと思うが・・・?

トイレがつまらなかった。作家事務所の設計した建築を見る一つの楽しみにトイレの期待は大きい。だのに・・・ふつう。

展示室内部以外は撮影OK。パンフレットに設計者の名前なかった。これは悲しいことだ。

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銘板

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案内板


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アプローチ。駐車場から一段降りたところに美術館敷地がある。


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アプローチの屋根のディテール。綺麗です。


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アプローチ


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アプローチの右側が水の中庭


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アプローチの左側が花崗岩の前庭


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建物の周囲の地覆石に乗らないで下さい。との注意書きがある。石が橋のようになっているから・・・・子供は行っちゃうよなぁ。


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小さいU字溝にメッシュやって石をのっけているが、掃除できない。いいのか。


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喫茶室外観。まだ、開館前の写真なのでスクリーンが降りたまま。


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喫茶室からの眺め。水の中庭側からアプローチの向こうの石庭を見る。


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エントランスから振り返ったときの広場の眺め。石庭のバリー・フラナガンの彫刻・・・目立ってねぇなぁ。私は喫茶室から花崗岩の広場はこういう見せ方の方が良かったのではないかと思う。

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開口部。キレイ。


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裏側


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設備屋外機置場。半地下。


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玄関ドア


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受付カウンター


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展示室へ。ちょっと大時代的なアプローチだな。今風じゃない。


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エントランスホールから喫茶室への廊下。左側が講義室。


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展示室前の受付


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エントランスホールの突き当たり部分。1階の企画展示を見終わった後、奥の階段を上って2階の常設展示に行く


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外壁のガラス面が段状に切り替わっている部分の天井。シミが殆ど全面に出てる。これだけ広がっているところから考えると雨漏りではなく結露ではないか。外壁ガラスが切り替わっている上部のガラス面が熱的に不利な状態になるので、起こったのか。


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ここから左にある二階の常設展示へ


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ベンチ(2階からの見下ろし)


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家具のデザインはある意味クラシック。モダンな外観に対しての違和感はないか?


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2階の常設展示を見終わった後エントランスホールに戻る階段。1階と2階の温度差が大きかった。ガラス面の大きい建築にはつきものだけど、中間期だからか、夏期と冬季はどうなんだろう。



三春ダム管理事務所
福島県田村郡三春町大字西方字中ノ内403-4
大高建築設計事務所

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なんだよ。呆れるほどつまんなくてとてもがっかり。



三春町歴史民族資料館・自由民権記念館
福島県田村郡三春町字桜谷5番地
大高建築設計事務所
大林組
1982/12竣工
SK1983/07/P178

三春町歴史民族資料館は、三春町役場の左隣の駐車場を突っ切って細い急な坂道をあがったところにある。ギアはローであがらなければいけないくらいの急坂だった。途中でエンストしたらどうしようと不安になるくらいの勾配。

ここは、大高事務所在籍中に見に来ることができなかったので初めて。
モルタル小叩きの壁仕上げにもクラックはなく歳相応の古び方をしていた。ここでは、建築を見に来ていた芝浦工業大学の建築見学者の団体が不愉快だったので、せっかくの建築見学旅行もさえない気分で幕を閉じてしまった。
展示品以外は撮影OK。

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緑に埋もれてる


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小さいけど大高事務所の屋根だ


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照明器具の電球の取替作業中。棒で引っ張って・・・と。


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二階の展示室


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鉄骨柱の柱脚


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大屋根が90゚で合わさる部分の谷・・・の下の休憩室。この時代はソファーか。



裏磐梯猫魔ホテル
福島県耶麻郡 北塩原村大字桧原字湯平山 1171−1
大高建築設計事務所

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ランチのサーロインが冷たくて最低。何しに行ったんだろ。




三春町歴史民族資料館での不愉快な芝浦工業大学の見学者達について

芝浦工業大学 工学部 建築課 宛にメールを送りました

-------------------------06/08/00:30
6/6の11時30分くらいに福島県三春町にある三春歴史民族資料館を見学に行きました。 美術館・資料館は、絵画や彫刻や資料を観に来る人を目的としているために、建築を主として観たい私はちょっと申し訳ないと思っています。当然、受付で写真を撮っていいかも確認します。ホールだけ許可されるところもありますし、展示物さえ撮さなければという所、また、事務室で許可を取る必要のあるところなど、その美術館、資料館によって様々です。たまに、「ホントはダメなんですが、せっかく来られたのですから、黙認します。目立たないように・・・」って、お茶目な担当者に出会うこともあり、嬉しく思うこともあります。企画展示などで、あまり観たくないような内容で、入館料がちょっと高価に感じるときもありますが、展示室内部を観るにはそんなことは言っていられません。元を取るべく眼に焼き付けて勉強しようと思います。

三春の資料館はすごく小さな建物で、喫茶室もなく、せいぜい14帖分くらいの玄関ホールで自動販売機で買ったお茶を飲んでいました。その時、がやがやと、カメラをぶら下げて学生が入ってきたのです。受付の方が、「何人様でしょう ?」と尋ねると「後から、責任者が来るから・・・」と。その間にもぞろぞろと学生は現れて30人弱の人が玄関ホールにあふれ返ってしまいました。ようやく引率の方が現れて、玄関ドアから4mくらい離れた受付に向かって、「我々は、建物を見にきたんで、展示は観ないから・・・」と言って、学生に建物の仕上の説明を始めました。ホールは人で溢れ、その間に入ってきた高齢の見学者は小さくなりながら人をかき分けて受付へ行くような有様でした。

まず、受付まで行って「建築の勉強のために建物を見に来たのだが、少しの時間ここを使わせて欲しい」という風にきちんと挨拶するべきではないでしょうか ? 何メートルも離れたまま、問答無用と言った口調で「我々は、建物を見に来たから、展示は観ないから・・・」と言われても、「唖然としているしかなかった」と後で、受付の方が言っておられました。「建築を観るって言っても、ホールだけで観たことになるのかしら ?」・・・とも。

きちんと入館料を払ってみるのが本来だと私は思いますが、無料で勉強のために建築を観たいならば、先に「こういう理由で観たいのだが、申し訳ないけれど協力して貰えないだろうか」とアポイントを取ってからというのが筋ではないでしょうか ? アポイントを取っていないなら、せめて学生が建物に入る前に、引率の方が(学生に囲まれて何メートルも離れてではなく)受付へ行って申し込むべきではないでしょうか ? 引率の先生は、学生に建築を観せるならば、一部ではなく可能な範囲を見せる努力をするべきではないでしょうか ? 建築の勉強とはいえ、展示館で建築だけを観ると言うことは、展示されている方に申し訳ないという気持ちは必要ないのか ?

あまりにも傍若無人と感じたので、引率されている芝○工業大学のIさん(学生に聞きました)という方に文句を言ったのですが、手で遮られて、まともに顔を見て聞いても貰えませんでした。あとで学生に「自分は名のらないくせに・・・」と捨てぜりふを言われましたが、ルールを伝えることに名のる必要はあるのかについては私は疑問に思います。上記の件は、学生さんに名前を聞いたところ、芝○工業大学のIという方が引率されているという言葉を信じて、このメールを出したのですが もし、そちらの学校のI先生と違う人であれば、申し訳なくお詫びいたします。web で、芝○工業大学のI先生を調べると一人が該当されました。 その方は貴校の理事をされているとのことで、このメールが無視される可能性が高いと思っているのですが、返事を戴けることを期待いたします。

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みなさん、私は間違っているでしょうか ?
ドイツのメンヒェングラドバッハ美術館で「日本からの建築ツアーご一行様」に出くわしましたが、入館料はちゃんと支払っていましたが、写真をバシャバシャ撮って、数十分で嵐のように去っていったのを観て、受付の方が「ここは画を観に来るところで写真を撮りに来るところではない」と憤慨されていて、私たちはすごくつらかったのを覚えています。

-------------------------06/08/10:59
長村さま
メールの内容を見て驚いています。私の学科に、確かに計画系の教員でIは在籍しております。事実確認をした上で、再度ご連絡いたしたいと思います。

-------------------------06/08/11:21
長村様
あなたから送られたメールは、重要な内容を含んでおり
私ども建築学科の掲示板(建築学科へのご意見)欄に転載いたしますことをご了承ください。この欄は、自由に意見交換ができる場となっています。また、よほどの事がない限り、削除は行なっていません。当日の参加者がいれば、ここで意見などを述べることと思います。学科のHPを以下に示します。 http://www.********.ac.jp/

-------------------------06/08/12:14
芝浦工業大学 建築学科 *** 様

メールの返事を戴きました。ありがとうございます。

>あなたから送られたメールは、重要な内容を含んでおり
>私ども建築学科の掲示板(建築学科へのご意見)欄に転載いたしますことを
>ご了承ください。
>この欄は、自由に意見交換ができる場となっています。
>また、よほどの事がない限り、削除は行なっていません。
>当日の参加者がいれば、ここで意見などを述べることと思います。

当日、学生に「あなた達は、どこの大学の何という研究室ですか ?」と尋ねました。
「芝○工業大学のI研究室だけど」
「建築を見学に来て、お金も払わず、申し込みもせず、無料で観ることについて、どう思いますか ?」
「予算の都合もあるだろうし、とにかく、僕たちはついてきているだけだから」
「いや、そうではなくて、あなた達建築を学ぶ学生として、こういうことをどう思うのですか ?」
「・・・・」
「ノーコメントですか」と、私は帰ろうとしたのですが
「文句あるなら、直接I先生に言えばいいでしょ」
「メールを送ろうかと思っているよ」
「直接言えばいいじゃん」
「そりゃそうだね」・・・ということで、学生の言うことを聞いて、
Iさんに直接話したのですが、まともに聞いていただけませんでした。

学生さんが仰るように、メールではなく、直接、私はIさんに伝えたし、学生さんの意見も直接聞きました(答えは返りませんでしたが)30名ちかくの人数の中で一人で意見を言う気持ちになって貰えないでしょうか。

それをいまさら、掲示板で意見を聞いて議論というのは、筋違いであると思います。Iさんや学生には聞いていただけなかったので、学校としてどう思うかを私は聞きたいと思っているのです。その回答の要約と今回の顛末は web pageに掲載しようと思っています。これは***様が仰るように、いろいろな面で重要な内容だととらえているからです。私は、同じ建築を観に行った者として三春の資料館の方には、ものすごく恥ずかしくいたたまれない思いをしたからです。

>この欄は、自由に意見交換ができる場となっています。
それなら、当日まともに応対していただきたかったと思っているのですが、私の考え方はおかしいでしょうか ? この問題は、建築を学ぶ学生に建築の見方を教えるという点について基本的ですが、重要なことであるとおもうのです。建築を観た数を競うのではなく、どれだけのものを建築から得てくるかという点で、貴校のやり方は間違っていると思うのです。また、私はたまたま三春町民俗資料館でそれに遭遇したわけですが、その前後にも同じことをされていたのだろうし、そうでなく三春の資料館が小さいからそこだけだ、ということであればそれは三春町資料館に失礼なことであると思うのです。

-------------------------06/08/21:30
掲示板に転載された私のメッセージに対するコメント

見学に行った者より さんからのコメント
この方がここに書かれている事は事実であり、見学にいった私もその時に少し同じ事を考えました。

ただこの時の情況として、この資料館に来る道の途中に迷い、それぞれがばらばらになってしまい、生徒が先に到着するという状況がおこりました。その資料館を見学すると思っていた生徒は当然中に入っていきました。後から分かった事なのですが、I先生は、その資料館は時間の都合や今回の見学の主旨からそこの美術館の中は見学はしないで、外観のみの見学の予定みたいでした。そういった事も伝わってはいなかったので、こういう指摘をされる事態がおこったのだと思います。そして、この事態に対する生徒、先生の対応は不適切だったと思われます。

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少なくとも学生の一人はまともな常識人に近かったのでしょう。
しかし、教官・学校のコメントはなかったので、方針を変えるつもりはないということなのでしょう。私にもっと地位があればこれとは違った対応だったのでしょうね。