1991年10月24日 Thu

福岡

金沢07:45→雷鳥18号→新大阪10:35
新大阪11:02→ひかり5号→博多13:59
イルパラッツォ見学→ガスミュージアム→マリゾン

ホテル イル・パラッツォ
設計 金子満/弾設計 基本設計 アルド・ロッシ,モリス・アジミ ジャスマック
施工 辰村組JV
福岡県福岡市中央区春吉3-13-1
竣工 1989.12

部屋のキーは三角柱で真鍮メッキのちょっといい感じ。701号室・和室10帖+8帖+バーカウンター付きのいい部屋に泊まりました。ホテルの客室は、泊まらないと入ることができないので、勉強のためなるべくいい部屋に・・・。 
普通なら川に向かって窓をとり、上にレストランを持ってくるところを、川に面した方を全て閉ざして客室の窓はサイドに向かう。両サイドに露路をとり、それに面してバーが並ぶ。並ぶと行っても、塊にドアが開けられるのみ。長屋といったところか。外部の仕上は、イタリアチックな塗り込められたディテールのない「つるん」とした面。それぞれのインテリアを作家がやっているため、暗い穴蔵のようなデザイン有り、あっかるい超軽ありで、何軒も梯子したくなる。  ・・・って人のために各店でワンドリンク、どこか1店でワンフードという周遊券 ? もある。シティリゾートの新しいタイプなんだろうね。この何軒かのバーを見て回ると、結局デザインすべきものは、便所・椅子・テーブル・照明。照明は、それ単体という方向から、壁がもりあがって、そこから光が漏れてくる。壁が破れてそこから光がはみ出す。灰皿もテーブルの上のグッズから建物組み込みへ。  ・・・と常識はつまらんということです。 

◇エル・リストン ガエターノ・ペッシェ(イタリア)
 扉のよろいが開店時はもちあがる。
 便所のドアは、男の人型と女の人型。 
◇エルドラド アルド・ロッシ 
 金色のホテルファサードのミニチュア 
◇バー・オブローモフ (映画の主人公の名前です) 倉俣史郎 
 透明感がモチーフで、アクリルで統一されたデザイン 
 非常口誘導灯は、消えたままでした。いいのか ?
◇ズィビーボ  エットーレ・ソットサス(ミラノ) 
 黄色の小部屋が宙に浮く彼らしい
◇バルナ・クロッシング 
 便所が・・・
◇リストランテ横の男子便所 
 フランス製壁掛け小便器があって、足元にセンサーが・・・
 足を開いていても感知するんだろうね
 気持ちは分かるけど、センサーが傷みそうで・・・
◇予約すれば、開店前のバーなどを見学させてもらえました。今でも変わりなくバーは営業が続いているのでしょうか?
◇ディナー 
 オードブル エビのシュー包み 
 パン バケット 
 コーチンのテリーヌ 
 シーフードのスパゲッティ ペスカトーレ 
 鯛のソースかけ 
 鴨 
 デザート 小さなケーキ4つ・キーウィ・シャーベット・オレンジ 
 コーヒー+クッキー

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那珂川側のファサードには窓がない


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外壁ディテール。非常用進入口が見える。


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サイン


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サイン


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窓が引違いでないのがいいよね


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EL LISTON のドア閉店時には鎧が閉まり、開店時には鎧が開く


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鎧が開いたところ


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この方にホテルの中を案内していただきました


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店の看板


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ZIBIBBOのドア


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現代版飲屋街には赤提灯はない

1991年10月25日 Fri

福岡

イルパラッツォ→ネクサスワールド→ベイサイドプレイス→福岡市立美術館(ボナール展)→小国

1991年10月26日 Sat

九州

小国(木魂館)→小国ドーム→小国町林業総合センター→ゆうゆうステーション→県営住宅→熊本県立美術館→北九州プリンスホテル

1991年10月27日 Sun

九州

北九州プリンスホテル→北九州市立美術館→中央図書館→福岡国際会議場

北九州市立美術館
設計 磯崎アトリエ
施工 清水・川口工務店・福士組JV
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷21-1
竣工 1974/10・1986/11 

私が学生だったころ・・・建築雑誌で見たときに、「卒業設計が現実に建ったような・・・」と感じてしまったのは、失礼ですよね。卒業設計云々というのは、設計が幼稚という意味では当然違っていて・・・頭の片隅に『こういうことをやってみたいな』というのがみんなあると思うのです。実際は、それを現実に具体化できないまま、殆ど自分でも気付かないままでいる。・・・それを、具体化してみせるような力が、磯崎氏の建築に感じます。それが、フォルムであったり、シーンであったりするわけですが、そういう意味での刺激を楽しく感じることができました。

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全景


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腰壁と金属の手摺の踊場部分での納まりが一番良かった


北九州国際会議場
設計 磯崎新
施工 鹿島・奥村他JV
福岡県北九州市小倉北区浅野3-9-30
竣工 1990/01

日本人離れしてしまったのか、誰が設計したか即答できないデザインです。見学を予約してあったので、国際会議室やホールまで見せていただくことができました。建物の名称では近寄りがたい感じがするけれど使用料も素人が思うより安い感じでリーズナブルな印象です。 
波形にうねって照明がちかちか点在しているような天井は、いいかんじなのですが、天井自体の仕上はなんでしょう ? モルタルの薄塗りを掛けたように見えてしまうのですが・・・ ? いい空間で好きなのですが、使用されていないがらんとした状態を見るのは寂しいものですね。
事務室やトイレのドアの竪框が細く格好良かったなぁ。上下の框は見付80mmなのですが、竪はなんと40mmしかないのです。中で補強しているんだろうけど・・・。

国際会議室の両開きのドアの押棒間の寸法が小さいのでカッコはいいんだけど・・・防音のためにドア厚があるんだけど、そのために片側だけ開こうとすると、もう一方のドアに手が擦れてしまう。


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会議室棟。外壁のタイルは赤い方が296角・黄色いのが96角。


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エントランス


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イベントホール